週刊プレイボーイに初登場した『カメ止め』のヒロイン・秋山ゆずき
週刊プレイボーイに初登場した『カメ止め』のヒロイン・秋山ゆずき

大ヒット映画『カメラを止めるな!』のヒロインとして、日本中を熱狂の渦に巻き込んだ女優・秋山ゆずきが、ついに5月20日(月)発売の『週刊プレイボーイ22号』のグラビアに登場!

* * *

■私はいいんですけど、事務所が......(笑)

――まずはグラビアの感想から聞かせてください!

秋山 伊豆大島の黒い岩場と雨のおかげもあって、20代前半の頃にはできなかったような、しっとりめの撮影ができた気がします。あと、大島にたくさん生えているアシタバって野草を食べたのが印象的でした。摘んだら明日にはもう生えてくる、生命力が強い植物らしいんですけど、「これを食べて明日も頑張ろう!」って、ゲン担ぎの意味でたくさん食べました(笑)。

――実は今年で12年目と、長い芸歴の持ち主なんですよね。もともと、どうして芸能界に?

秋山 実は私、最初はアイドルになりたかったんですよ。15歳の頃に、アイドルグループの℃-uteさんやモーニング娘。さんがテレビに出ているのを見て、私もステージに立ちたいと思って、芸能事務所のオーディションを受け始めたのがきっかけです。だから最初の事務所では、アイドルとして活動を始めましたね。

――そこからどういう流れでお芝居を?

秋山 17歳の夏に舞台のオーディションを受けたんですけど、そのときの演出家さんが「君はお芝居を続けたほうがいい。いい女優さんになれる」って、すぐに違う舞台にも起用してくださって。その時期に演技の楽しさを知って、本格的にお芝居をやり始めました。

――基本的に、舞台をメインに活動してきたんですよね。

秋山 そうですね。途中でもともと所属していた事務所を辞めてフリーになったりもしつつ、ずっと舞台には出続けてました。まぁ、一時期は裏方として働いたりもしてたんですけど。

――裏方?

秋山 舞台だけじゃなくて、テレビや映画のような映像のお仕事もしてみたいって思ってたんですけど、舞台って、稽古や本番でスケジュールがすぐ埋まっちゃうので、映像のお仕事のオーディションがあっても行けないことが多かったんですね。だったらいったん覚悟を決めて舞台に出るのはやめて、舞台の裏方としてお手伝いをしながら映像のお仕事を狙おうって。お弁当を発注したり舞台の写真を編集したりしてました。

――『カメラを止めるな!(以下、カメ止め)』出演につながる、大きな決断でしたね。

秋山 あのときに決めていなかったら、『カメ止め』には出ていないですからね。上田さん(慎一郎。『カメ止め』の監督)には10代の頃からお世話になっていたし、オファーをいただいたときは、脚本も読まずに「出ます!」って即答したんですけど(笑)、こんなに大きな作品になるなんて。上田さんには足を向けて寝られないです。

――"カメ止めフィーバー"以降、身の回りの変化も大きかった?

秋山 ですね。街中で声をかけていただくことも増えてうれしいですし、映像の現場も増えました。今までテレビで見ていた俳優さんや女優さんたちに生でお会いすることも出てきて、「本物だ!」って(笑)。マネージャーさんには「素人感を抑えてください」って注意されてます。

――12年目とは思えない初々しさです(笑)。そんなブレイクを経た今年、どんな目標を?

秋山 連ドラにレギュラー出演したことがないので、ひとつの役をワンクール続けられるようになることと、女優というカテゴリにとらわれずに、今までどおり挑んでいくことですね。それこそ週プレさんに出ている、グラビアからお芝居の現場まで幅広く活躍されているタレントさんのように、いろんなことがしてみたいです。

――となると、今後も秋山さんのグラビアに期待していいですか?

秋山 私はいいんですけど、事務所が......(笑)。

――急に『カメ止め』のセリフではぐらかしましたね。

秋山 (笑)。もし機会があれば、自然の中で撮った今回とは真逆なグラビアを撮ってみたいです!

(スタイリング/後藤仁子ヘア&メイク/YOSHi.T[AVGVST])

●秋山ゆずき 
1993年4月14日生まれ 埼玉県出身 身長155cm B78 W58 H88 
◯映画『カメラを止めるな!』にて、ヒロインの松本逢花役を熱演。7月には音楽劇『Zip &Candy』で主演を務める

取材・文/アオキユウ(short cut) 撮影/桑島智輝

『週刊プレイボーイ』のグラビアに初登場した『カメ止め』のヒロイン・秋山ゆずき