帽子にサングラス、そしてマスク、さらには2本の杖で、歩くのもままならない……。初めて見る加害者の姿は、世間に大きな衝撃を与えた。先月19日、母子の命を奪った池袋の事故。車を運転していた旧通産省工業技術院の飯塚幸三元院長(87)が18日、入院中の病院から退院後、ようやく公の場に現れたのだ。

 そんな中、飯塚元院長の車に追突された男性Aさんが、同院長から送られてきた謝罪の手紙を公表した。Aさんは事故当時ゴミ収集車を運転していた男性。しかし、この文面に極楽とんぼ・加藤浩次が20日の『スッキリ』(日本テレビ系)で怒りの鉄拳を振るった。彼が声を荒げた、ある一文とは……。

「手紙は、『このたびは私の起した事故により大きなお怪我を負わせてしまい大変申し訳ございません(原文ママ)』から始まっているのですが、その3段落目からはこう書かれています。『事故により負傷された方々のお名前が、つい先ごろまで私のほうには知らされなかったため、お詫びが大変遅れましたことを重ねて申し上げます』というものです。これを番組リポーターの阿部祐二が代読する形で読み上げた後、加藤は『…それ言うか!?』と激高。『すぐ連絡できなくて申し訳ございません』じゃないの!? 『知らされなかったからお詫びできないって何なの!?』と、同院長の“言い訳がましさ”を糾弾。ヒートアップしていました」(芸能ライター)

 また、そんな加藤の隣で、どちらかというと冷静にそして中立的なコメントを言うハリセンボン近藤春菜も、「すべてにおいて保身しているというのがものすごい出ている」と断罪していた。

 こうした論調に、SNS上では「正論」「世論を代弁してくれた」「よく言った」と支持する声も多く寄せられていた。飯塚元院長はこの後も警察で任意の事情聴取に応じるということだが、やり切れなさは募るばかりだ。

加藤浩次