スリーエムジャパン株式会社から発売されている商品の中にポストイット(Post-it)があります。ポストイットというのは紙の一端に糊が着いた付箋で、誰もが知っている便利商品です。しかし、ポストイットには付箋としてではない別の使い方もあることをご存知でしょうか。なんと掃除道具のひとつとして使うことができるのです。今回はポストイットを使ってキーボードの掃除をしてみました。

ほこりまみれのキーボードを掃除してみました。

写真に写っているキーボードにはたくさんのほこりがついています。皆さんはこんなふうにほこりのついてしまったキーボードをどのようにして掃除していますか。このようなキーボードを掃除するにはかなりの手間がかかります。きれいにしたつもりなのに、よく見るときれいになっていないということがよくあるのではないでしょうか。そんなときにはポストイットを使って掃除してみてください。驚くべき結果が待ち受けていますよ。

筆者は実際にポストイットを使って、このほこりまみれのキーボードを掃除してみました。キーボードがきれいになっていく様子をご覧になって下さい。

最初に、ポストイットに効果があるかどうかを確認してみました。Enterキーの上にポストイットの糊の面をつけて軽く押さえてみました。本当に軽く押さえただけです。ポストイットを取り除いてみると...。

Enterキーの真ん中あたりのほこりがなくなっています。これは掃除の仕上がりに期待がもてそうです。ほこりが糊の部分に付着してしまったのです。これは便利ですね。早速、他の部分のほこりも取ってしまいましょう。

少し時間がかかりましたが、ご覧のようにかなりきれいになりました。でもちょっと待ってください。ポストイットの掃除機能の高さはこんなものではないのです。今はキーボードの表面がきれいになっただけです。

きれいにしたくても、なかなかきれいにできない場所がありますよね、そうなんです、目には見えないけれども確実に汚れていてきれいにしなければならない場所。それは、それぞれのキーの周りにある隙間です。この隙間からもたくさんのほこりやゴミが入り込んでいるのは誰もがわかっています。しかし、この部分を掃除することは簡単ではありません。

ところが、ポストイットを使うと簡単に掃除できてしまうというのです。これはもう試してみるしかありません。

ポストイットの糊が着いている部分を、キーボードの隙間部分に差し込みました。そして糊の部分をキーに押し付けてからポストイットを取り出してみると...。

取り出したポストイットには思った以上のほこりとゴミが着いていました。未使用のものと比べると違いがよくわかります。2枚のポストイットのうち、上側が隙間に差し込んだものです。ほこりがとれているのがよくわかります。しかし、紙が薄いので少し作業がやりにくいです。そこで、ちょっと工夫してみました。

先ず、糊が着いている部分を半分に折り、その中に糊が着いていない部分を折り込みます。こうすることによって、紙の強度が増しますし、両面テープのようになり隙間部分の前後あるいは左右を一度に掃除することができます。この方法ですべての隙間を清掃しました。キーボードの隙間の汚れはどのくらいだったと思いますか。

これが隙間を掃除した結果です。隙間の中はこんなにも汚れていました。「ええっ、こんなに汚れているの?」と驚嘆してしまうレベルではないでしょうか。この掃除の結果は、このキーボードだけに起きることではありません。どのキーボードでも同じような結果が現れるのではないでしょうか。もちろん掃除の行き届いたキーボードではこのような結果にはならないでしょう。

キーボードの隙間を掃除するには個々のキーを取り外すという方法もあります。しかし、手軽さということを考えるとポストイットに軍配が上がるのではないでしょうか。

パソコンを前にすると、自然とキーボード上に手をのせて作業を始めてしまいます。しかし、キーボードやその隙間にはこれほどの汚れがあることを意識して、こまめに掃除するようにした方が良いかもしれませんね。

付箋としか思っていなかったポストイットが掃除道具にもなるなんて、最初に考えついた人はすごいですね。靴を驚きの白さにする超絶ライフハックが話題に も、考えついた人の頭のなか見せてほしいものです。



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