陣馬山(©写真AC)

19日放送の『ザ!鉄腕!DASH!!』(日本テレビ系)は、「ご当地PR課」。城島茂とV6・坂本昌行が東京と神奈川に跨がる山、陣馬山を訪れた。

 

■陣馬山をPR

陣馬山は高尾山の隣に位置する山。かつては賑わいを見せていたこともあったが最近は閑散としており、東京出身の坂本もよく知らないのだという。

しかし陣馬山は植物や生き物の採取が認められており、美味しい食べ物の宝庫なのだそう。そこで城島と坂本は、山に登り天然の食材を集め、美味しい料理を作ることでPRすることに。

 

■食材集めに繰り出す

城島は早速たけのこを発見。都内で購入すると、かなり高額になるのだという。所有者の許可を得て、手際よく収穫していく。

そして2人は二手に分かれ、別々に食材集めを開始。城島は山道でカキドオシ、コゴミノビルなどを発見。一方坂本は1日1,000円で釣り放題という場所で、こちらも他の地域で高額で売られている「ウグイ」釣りに挑戦する。

「虫が嫌い」という坂本だが、専門家の助けを得て餌の虫を手づかみして釣りに挑み、見事にゲット。終始釣りに苦戦した坂本だが、魚を釣り上げ喜びの声を上げた。

■インスタ映え料理を作る

互いに食材を集めた2人は、山頂で合流。高尾山を見下ろしながら、インスタ映えする料理に挑戦する。他局で料理コーナーを持つ坂本のアイディアで「山菜と川魚のパエリア」を作り上げた。

さらに高尾山の天狗ドックに対抗し、山のイノシシ肉を使った「猪肉と野草の陣馬サンド」を考案。そして最後に「ウグイと山菜のアヒージョ」を完成させる。

その味を招待した陣馬山の人々は大絶賛し、PRは大成功。なお番組の最後に注意書きとして、「番組では相模原市の指導を受け、専門家の立ち会いを受け、地権者の許可を得て採取しています」というテロップが映し出された。

 

■乱獲を危惧する声

今回の放送で陣馬山の存在を認識し、「行きたい」と感じた人も現れた様子。しかしその声と同時に「放送で自然が壊されるのでは」「節度を持って採取してほしい」など、乱獲を危惧する声も。

■内容に批判的な声も

一部視聴者からは「乱獲に対する配慮が不十分」という批判も出た。

 

■常識の範囲内での行動を

番組では城島や坂本が食部や生物を採取する際乱獲の防止を促すテロップを出しており、一定の配慮は行っている。PR活動も陣馬山の人々に支援を受けてのもので、地元も観光客増加を望んでいるはず。

実際興味を持った人も多く、効果はあったと思われるが、影響力のある『ザ!鉄腕!DASH!!』で放送することによって、視聴者が危惧するように「乱獲」が心配されることも事実だ。

乱獲が好ましくない行為であることは誰も理解しているはず。常識の範囲内で陣馬山を楽しむ人が増えることを望みたい。

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(文/しらべぇ編集部・佐藤 俊治

『鉄腕DASH』陣馬山のPR方法に賛否両論 植物や生物の乱獲を危惧する声も