日本では、車からゴミなどをポイ捨てする行為は「道路交通法第76条第4項第4号又は5号」により違反とみなされ、5万円以下の罰金が科せられることもある。しかしこのほどイギリスで、ポイ捨てはしなかったものの車内にゴミを放置していたためにある男性が運転免許停止処分を下された。『New York Post』『Fox News』などが伝えている。

英マーロー在住の男性が車の運転中にテムズバレー道路交通警察隊によって拘束され、罰金を科せられうえに免許停止を言い渡された。警察隊がなぜこの車を止めたのかは明らかにされていないが、路肩に停車させたところ問題があることが発覚したため免許停止処分を下したようだ。

同警察隊では啓蒙の意味でこの男性の車内の写真をTwitterに投稿したが、多くの人々は男性が免許停止になった理由について興味津々だったようだ。そこには次のように綴られていた。

「少なくとも彼は車からのポイ捨てはしていませんでした。この男性はファストフードを食べた後の袋など、危険を伴うほど大量のゴミで埋め尽くしたまま運転していたため警察に拘束され、免許停止処分になりました。」

投稿された写真には、ファストフードの紙袋や容器だけでなくスナック菓子の袋など様々なゴミが所狭しと溢れていた。しかもゴミは運転席のアクセルおよびブレーキペダルの下にも埋もれており、いざという時にブレーキが充分に踏み込めない状態なのが見て取れる。

これには多くの人が驚いたようだ。「トランクの中にも何があるか分からないね」や、ある人はゴミの中に木の枝を見つけたようで「そもそも、なぜここに木の枝があるのか知りたい」とあり、これに対して「ブレーキをかける時ペダル下のゴミを取り除くためじゃない?」といった声や「ネズミを撃退するためだろう」とジョークまで飛び交った。

しかしながら実際にブレーキペダルの下に空き缶やペットボトルが転がり込み、ブレーキが充分に踏み込めず事故に至ったケースもある。この男性の免許停止処分は軽視できないと言えるだろう。

画像は『New York Post 2019年5月15日付「Driver fined for ‘dangerous’ amount of fast-food trash in his car」(Twitter)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)

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