”モノをクラウド化”して管理するスマホ納サービス「サマリーポケット」。専用ボックスに預けたい荷物を詰めて送ると、荷物は全て寺田倉庫が管理する専用倉庫へ。預けたモノは専用アプリ上で管理でき、預けたモノを確認するときも、取り出したいときも、スマホひとつあれば可能となる。本サービスを利用しているひとりが海外でも活躍するコスプレイヤーのコノミアキラさん。現在、持っているコスプレの衣装・アイテムはタイトルだけで125以上。この数はあまりにも多すぎて途中で数えるのを止めているため、現在所有しているコスプレ関連のアイテム数は計り知れない。

 そんな彼女がなぜ「サマリーポケット」を利用するようになったのか。今回はコノミさんにコスプレにかける想いから、実際に「サマリーポケット」を利用してみての感想をお伺いした。

コノミアキラ

――本日はよろしくお願いします。まず、改めてコノミさんがコスプレを始めたきっかけを教えてください。

 実は私、元々はプロスキーヤーを目指していたんですよ。

――そうなんですか!

 はい。親が元々プロスキーヤーで、私も小学3年生の頃から大会に出場していました。オリンピックの候補生で 国体とかも出場していたんですよ! そういうこともあってか、スキーに集中するために親が色々と厳しくて……。まさに『巨人の星』みたいな感じでした(笑)。ゲームもアニメも漫画もダメというのが家の決まりだったんです。

――そんななか、どうやってアニメなどと出会ったのでしょうか。

 合宿所にある古い漫画を読み漁ったり、友達の家でゲームをやったり……。そういうのをやっていくうちにどんどんアニメ・ゲームの世界に引き込まれていきました。オタク活動もこっそりとやっていたんです。

ーー家のなかではアニメやゲームに触れることはできなかった?

 家のなかもですが、学校もスキー推薦で入学しているので、『テニスの王子様』の世界みたいに周りが「あ、あいつら、レギュラージャージを着ているぞ!」みたいな空気だったので、なかなか言いづらくて(笑)。好きなことを好きと言えなかったのは苦しかったですね。スキーも大好きだったのですが、トレーニングで苦しいときは友達とオタクイベントに行って語り合ってストレスを解消していたんです。コスプレを始めたのも、友達がコスプレイベントに誘ってくれたのがきっかけでした。

――なるほど。

 で、あるコスプレイベントで『ファイナルファンタジーⅦ』に登場するヴィンセントのコスプレをされている方がいらっしゃったんです。その方が初対面にも関わらずゲームの話をすごくフランクにしてくださって……。ヴィンセントのことが本当に好きなんだなというのが伝わってきましたし、何より私は隠れてオタク活動をしてバレてはいけないと思っていたのに、その人は好きなことを体全体で表現しているのが本当にカッコよかった。それからその方ともっと話したいと思うようになり、私もコスプレを始めることで仲良くなろう!と決めました。その人の衣装は手作りだったので私も倣って衣装を手作りしてみましたが下手くそでしたね(笑)。

ーー当時の写真は残っている?

 実家にあるかなぁ。当時は勝手にお母さんのセーターを切って怒られました(笑)。ウィッグもひとつも持っていなかったから髪の毛もスプレーで一生懸命に染めて、大変でしたね。

――コスプレを趣味ではなく、仕事にしようと思ったのは?

 プロスキーヤーになるという夢はケガをしてしまったことで絶望的になってしまって……。そのときは凹みました。でも、こうなったらもう、人生一度きりだし好きなことをやろうと思って、「えいやー」という気持ちで京都の大学へ入学しました。そのときに出会った友達がコスプレサミットに一緒に出ようと誘ってくれて、そこで海外の方々とも交流ができるようになって、今に至ります。結果的にはなりますが好きなことを好きといったことで世界が広がりました。

――その行動力があったからこそ、海外でも活躍されるコスプレイヤーになれたんですね。

 行動力があるというよりもバカなんです。やってみないと分からない。私、『イナズマイレブン』が大好きで勝手にコスプレ衣装を着て、キャラクターに成りきるという動画を作ったこともあるんですよ。そこから2.5次元ミュージカルみたいなのも仲間たちと一緒に企画してDVDも作っちゃった(笑)。そしたら、レベルファイブの方がそれを観て下さったみたいで、ある日、福岡の本社に呼ばれたんです。「これは、怒られるな」と思っていたら、日野社長が「お前、おもしれーな」「面白過ぎるから一緒に何かしよう」と誘ってくださって。そこから『イナズマイレブン』のファンイベントを手伝うお仕事などもさせていただけるようになりました。こうやって周りの方が応援してくださったから今も活動が続けられているんだと思います。コスプレをしていて嫌な経験をしたことって全然ないんですよね。恵まれています。

――好きなことを周りの皆さんが応援してくださっているから続けられている?

 本当にそうなんですよ。好きという気持ちがないと何も始まらないし、それを応援してくださっているから今の私がいる。『イナズマイレブン』の動画を撮るときもサッカー教室に通いましたし、『薄桜鬼』の斎藤一をやらせていただいたときは殺陣教室に通って刀の握り方なども学びました。これも好きだったからこそ行動に移せたんだと思います。

――やるからにはとことんこだわりたい?

 そうですね。私、カッコいい、可愛いと言われるのももちろん嬉しいのですが、私のコスプレを見たことで作品に興味を持ちましたと言われるのが何より嬉しいんですよね。だから、体全体を使って表現すること、憧れをマネすることで作品にお返しができればと思ってコスプレを続けています。その一環として、最近はアニメ好きの方向け施設の監修やゲーム関係の衣装製作もやらせてもらっています。もっとコスプレの世界が広まっていけばいいなと!

――それだけコスプレへの情熱を燃やしていらっしゃるだけに、衣装やアイテムへのこだわりも。

 あります。衣装やアイテムの数だけでも数えきれないくらいあります。しかも思い出の衣装って捨てられないんですよね。既製品は人にあげることもあるのですが、手作りのものってサイズが自分用になっているし思い入れもあってあんまり譲れなくて。数年前にエジプトへ行ったときの衣装なんて思い出が詰まりすぎて一生捨てられないと思います。

――そうなってくると衣装も増えてくる。

 増えますね。あと、私は東京の拠点以外に大阪に荷物を置く倉庫も持っているんです。で、急に大阪に置いてある荷物が次のコスプレで必要だってなったとき、なかなか取りに行けないんですよね。しかも、打ち合わせで色々な場所に行くことが多いので、東京の拠点にも1カ月に7日くらいしかいることがない。だから、収納もできて荷物を好きなときに、好きな場所で引き出せるサマリーポケットさんを利用しているんですよ。

――サマリーポケットなら送る場所も指定できる?

 できます。しかもスマホで荷物の管理ができるので、何を預けているのかもすぐに見ることができます。家で管理しているとどこにしまったのか分からなくなってしまうときもあるのですが、スマホで一括管理できるので、探す手間も省けます。

――整理整頓にもなる。

 なります! これ、荷物が多い方にはとっても魅力的なことだと思います。

――コノミさんはどのようなものをサマリーポケットの倉庫に預けていらっしゃいますか?

 直近で使う予定が分かっているものは手元に置いておいて、2カ月以上着ないなというものはサマリーポケットさんの倉庫に預けています。

今回コノミさんが預けたもの

預けた荷物は……

スマホでいつも写真を閲覧できる。スマホで一括管理できるので把握もしやすい

――なるほど。実際に利用してみていかがでしたか?

 衣装って湿気や温度も考えて保管しないとカビてしまって残念なことになるんです。ただ、サマリーポケットさんは高級ワインなどの保管も行っている寺田倉庫さんの倉庫で管理してくださるので、安心です。そこは大きな魅力ですね。

――安心で頭の整理もできる。

 そうです。正直、スマホ収納サービスって言われてもピンとこないじゃないですか。私も利用してみないとよく分からなかったです。ただ、使ってみたら本当に面白いサービスだなと思いました。身軽に生活したい人には特にいいと思います。あとはモノがどうしても捨てられない方。断捨離という方法もありますが、私は別に無理に捨てなくてもいいと思っているんですよね。そのモノが心の支えになることだってあると思うので。家を整理しないといけないのに捨てきれないモノがある、そんなときにもサマリーポケットさんを利用するといいと思います。あとは季節ものの衣装を替えるときにも便利かな。特にジャケットやコートはかさばるので、季節が変わるタイミングで入れ替えをするっていう利用方法もあります。身軽に、簡単に生活したい人はぜひ一度サービスを利用してみてください。

 コノミさんも利用されているサマリーポケットは初期費用0円、専用ボックス1箱250円~という安価で預けられる。アプリ上に自分が預けた荷物の写真がアップされ、その後はアプリ上から荷物を1点ずつ出庫することが可能だ。また、アート引越センターと提携しており、引越し時にはアート引越しセンターのボックスでも利用できるとのこと。

画像ギャラリーはこちら。クリックすると拡大します。

 

マリーポケット公式サイト
https://pocket.sumally.com/

コノミアキラTwitter
https://twitter.com/akiracos