5月17日YouTubeに初めて動画を投稿しデビューした、バーチャルYouTuberVTuber)と思われる「SALLA.R」ちゃんをご存じだろうか。今回の記事では、彼女について紹介していきたいと思う。

なぜ“と思われる”などという回りくどい表現を使ったかについては、まず彼女の動画を一目見てもらった方が話が早いだろう。以下がその動画である。

 

Observation record of SALLA.R

 
Observation record of SALLA.R」と書かれた、時代を感じさせるビデオテープを、これまた古めかしいブラウン管テレビで再生すると、そこに映るのは夕焼けの花畑に佇む一人の少女。

テレビに近づくほどに、画面に吸い込まれるように視界が開け、やがては彼女と同じ花畑へ。少女は意味深な言葉をつぶやき、最後に儚く微笑む……。VTuberの動画というより、まるで映画のワンシーンを見ているかのようだ。

 

 
彼女キャラクターデザインを手掛けたのは、イラストレーターのくれいし(@bionekojita)氏であること、動画の監督を務めるのは湖池雄大(@yudai_koike)氏であるとのこと。

また彼女は企業による運営ではなく、個人勢であることが明らかになっている。監督の湖池氏によると、bilibili動画Instagramホームページ開設も今後予定しているとのことである。

 
VTuberの最初の動画といえば、多くの場合は自己紹介動画などでまず自分が何者かを語ったりするものだが、今回の動画は物語のプロローグのようにも見える。この動画では彼女に関して、容姿以外で分かることは少ない。

ビデオテープに書かれた、動画タイトルにもなっている「Observation record of SALLA.R」という文字は、直訳すれば「SALLA.Rの観察記録」となり、恐らくこの“SALLA.R”というのが彼女の名前なのだろうと推察は出来るが、それ以上のことは分からないのが現状だ。

 
VHSアナログテレビなど、なぜこんなレトロな世界観になっているのか? 彼女のいる花畑はどこなのか? そもそもなぜ観察記録などを録画してあるのだろうか?

そして彼女のセリフ、「私も“いま”を生きなきゃいけない」とはどういう意味なのか? 腰につけている時計などを見るに、“時間”が彼女の動画のテーマの一つになっているのかもしれない……。

 

▲ちなみに、彼女の初投稿の時間は、午後5:15。動画内で時計の針が示している時間と同じだ。ここにも意図的なものを感じる。

 
SALLA.Rちゃんの活動が、今後どのように展開していくのかは未知数だ。近年、VTuberの増加によってその活動内容はますます多様化してきているが、SALLA.Rちゃんもまた、「VTuber」の新たな可能性を切り開く一人となっていくかもしれない。

Observation record of SALLA.R」の物語はまだ始まったばかり。その世界観に引き込まれた人は、ぜひ彼女のこれからに注目してみてほしい。

 

▲公開されたキービジュアル

 
(文 高橋佑司/編集 花茂未来

 
●関連リンク
SALLA.R YouTube
SALLA.R Twitter

夕焼けの花畑に、儚く微笑む彼女の物語とは……? 新人VTuber(?)「SALLA.R」の動画がスゴイ!