21日放送の『モーニングショー』(テレビ朝日系)は、またもや小室圭さんの特集だった。だが、それまでの雰囲気とはさすがに違っていた。どうやら、過熱報道を少し反省しているらしいのだ。それをプレイバックしてみよう。

 まず、番組の担当記者が向かったのは、アメリカ・フォーダム大学の卒業式会場。だが、小室さんの姿はなかったという。さらには、学位取得者を発表する際も、彼の名は呼ばれなかった。一体どういうわけなのか現地で聞くと、「日本のメディアが取材しているため、本人に配慮しているのでは」という情報が漏れ聞こえてきた。

 今回、小室さんは「LLM.コース」というコースを修了したわけだが、これによってニューヨーク州を含む5つの州の司法試験の受験ができることになった。しかし、羽鳥慎一アナウンサーは、着々と自分の道を進む小室さんに「周りがとやかく言っておりますが……周りというか我々がというか私が……」とトーンダウン。

 評論家の青木理氏も「卒業式に出なかったのだって我々のせいでしょ?」と自己反省。さらに、「『モーニングショー』見てると、ニューヨークで弁護士になる方法とか、フォーダム大学についてやたら詳しくなってきた」と自虐気味に述べていた。

 青木氏はまた、「小室さんに問題があるという論調がメディアに多いが、もともとはお母さんのトラブルがある。小室さんご本人、こうやって見ると、ごく普通の真面目な青年という声が多い」と指摘。羽鳥アナも「小室家側に問題があるかもしれないけど、小室さんにはあまり問題ないなという」と話していた。

 そうは言いながら、まだ特集は続いていたが、SNS上では「またやってる。だから破談の速報以外必要ないって!」「そもそも借金疑惑の母親はどこに雲隠れしてんだ?」「何の恨みがあって、毎日欠かさず『今日の小室圭くん』の行動を事細かに伝えるんだろうな」と辟易するユーザーも。

 いずれにしても、もちろん日本人として皇族の行く末は注視することは間違っていないが、芸能スキャンダルと同じ土俵で話が進み過ぎているきらいもある。一度冷静に考えてみる必要があるだろう。

羽鳥慎一