Amoeba Energy株式会社(アメーバエナジー、本社:神奈川県藤沢市、代表:青野真士)は、世界初となる階段を昇降できる「ソフトロボット」により家庭内や物流システムの荷物運搬を自動化するための活動を開始し、ホームページを公開いたしました。
◎https://amoebaenergy.com/
【Amoeba Energy始動の背景】
近年のITやAIの発展は、これまでヒトにしかできなかった知的作業を次々と自動化し効率化しています。しかし、現実空間でモノを動かす物理的作業を行えるロボットなどのテクノロジーは、まだ十分に発達していません。例えば物流業界においては、物流拠点から個人宅までの最終区間=“ラストワンマイル”でトラックを運転し、最後に玄関までの階段を重い荷物をもって登る作業は、ヒトにしか行うことができません。このため、宅配の現場では人手が不足し、配達員にかかる負担が限界に達しつつあります。そこで、従来にはなかった斬新なアプローチでこの問題を解決できる、革新的なテクノロジーの誕生が待望されていました。
私たちは、その解決策を自然界の生物に求め、複雑な環境下であっても、その場その場で自在に形を変えながら、柔軟な適応力とたくましい活動力を発揮する「アメーバ」に着目しました。そして、その特殊な能力に学び、やわらかなカラダで階段を昇り降りできる、世界初の「ソフトロボット」を開発しました。今後、私たちはこの「ソフトロボット」を用いたテクノロジーの発展を通し、家庭や物流システムにおける“ラストワンマイル”の荷物運搬を自動化することを目的に、新たなビジネスを生み出す活動を展開していきます。
◎ただいま、共に私たちのミッションを実現する仲間を募集中です。noteで詳しくまとめておりますので、ぜひあわせてご覧ください。
URL:https://note.mu/amoebaenergy/n/nabf98ca3c310

Amoeba Energyコーポレートロゴ

【ソフトロボットについて】
自然界の複雑な環境にも適応できる柔軟性をもつ「アメーバ」にヒントを得て、伸縮性に優れた素材(EPDMスポンジ)をクローラ部分に採用した、世界初の荷物運搬「ソフトロボット」を開発しました。
この着想には、弊社代表・青野真士が、慶應義塾大学准教授として、アメーバ生物・粘菌の高度な情報処理能力と、その原理(アルゴリズム)に学んだ独自の組合せ最適化専用コンピュータ(非ノイマン型計算機)の研究を通して、やわらかな知性とやわらかな身体の統合を目指し蓄積してきた知見が活かされています。
最初の製品として展開することを目指している「ソフトロボット」は、生活空間で想定される階段(段差:最長18cm、傾斜:最大35°)を昇降でき、6kgの荷物(2Lペットボトル3本相当)を運搬して5階以上のフロアにも荷物を届けられる機能を備えています。
◎2019年度中に最初の製品をクラウドファンディングで販売する予定です。
ソフトロボットのコンセプトイメージ

【会社概要】
データだけが動いても、モノが動かなければ、世界は変わらない。Amoeba Energy株式会社は、「Mobilize Everything ーすべてのモノが動き出す世界へー」をミッションとして2018年に創業されました。創業の経緯や動機に関する詳細は、弊社代表・青野真士のブログ(https://note.mu/amoebaenergy)をご覧ください。
・代表者:代表取締役社長 青野真士
・設立日:2018年6月16日
・所在地:〒252-0816 神奈川県藤沢市遠藤4489番105 慶應藤沢イノベーションヴィレッジ (SFC-IV) 201号室
資本金: 1億円
・事業内容:ロボットおよびその制御システムに関する機械・電子回路・ソフトウェアの研究開発、設計、製造ならびに販売
・ホームページ:https://amoebaenergy.com

【代表・青野真士の経歴】
慶應義塾大学環境情報学部(SFC)在学中から、生物の環境適応的な情報処理原理に学んだやわらかい計算システムの研究を志し、神戸大学大学院にて複雑系科学を専攻、博士号(理学)を取得。以降、粘菌アメーバに着想を得た革新的コンピュータの開発を理化学研究所、東京工業大学地球生命研究所、科学技術振興機構さきがけ研究にて進め、2016年文部科学大臣表彰若手科学者賞を受賞。2017年慶應義塾大学環境情報学部准教授に着任。アメーバ型コンピューティングをソフトロボットの制御に応用し、社会実装を加速させたいとの動機から、2018年Amoeba Energy株式会社を創業。
・ホームページ:http://web.sfc.keio.ac.jp/~aono/index-j.html

配信元企業:Amoeba Energy株式会社

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