チェコ・プラハ旧市街の中心地、マラー・ストラナ地区には、中世の街並みをそのまま残した歴史的建造物も多く、どこへ行っても石畳の狭い路地にぶつかるが、その中でも特に細い道がある。
どうがんばっても大人がすれ違うことができないくらいその狭い通りは「ヴィナルナ・チェルトフカ(Vinarna Certovka)」と呼ばれている。
その幅はわずか50センチほど(70センチという説もあり)、カレル橋に近いいくつかの建物の間を抜けて、およそ10メートルほど続いていて、ウ・ルジツケーホ・セミナージェ通りからチェルトフカ運河のほとりにあるレストランまで石段になっている。
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The most narrow street in Prague | Prague Travel Scrapbook
狭すぎるので歩行者用信号者を設置
この極細の通りの両端には、歩行者のためにそれぞれ信号機が設置されている。この通りはいつの間にか観光客の名所となり、皆ここで写真や動画を撮影する。
でも、ちゃんと信号機のボタンを押してから通らないと、反対側から来る人とぶつかってしまうことになる。
「ある時、ものすごく太ったドイツ人観光客が、この通りの途中でひっかかって、身動きがとれなくなってしまったんだ」チェルトフカ・レストランのオーナーは語る。
「彼女は前に進むことも、後ろに引き返すこともできず、にっちもさっちもいかなくなってしまった。人の手をかりて押したり引いたりしてもダメ。しまいには、彼女に石鹸をつけて滑りをよくして救出しなくてはならないはめになった」とのこと。
ここを通るためにはそれなりの体重管理が必要となりそうだ。
マラー・ストラナ地区は高台にプラハ城見える城下町でその中世から続く町並みはとてもロマンチックで美しい。一度このプラハの「奥の細道」を通ってみたいものだ。
References:Prague’s Narrowest Street is So Narrow it Has Traffic Lights For Pedestrians / written by konohazuku / edited by parumo
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