初のシーズン公式戦50勝を挙げるなど今季も偉業続きで年俸28億円にアップと英紙報道

 マンチェスター・シティは現地時間18日、FAカップ決勝ワトフォード戦で6-0の圧勝を収め、優勝を決めた。今季プレミアリーグカラバオカップをすでに制していたシティはイングランド史上初の国内3冠を達成。そんな偉業を成し遂げたジョゼップ・グアルディオラ監督は、少なくとも向こう5年はチームにとどまる可能性がありそうだ。英紙「ザ・サン」が伝えている。

 グアルディオラ監督は昨季、勝ち点100に到達し、106ゴールを叩き込み、つけた得失点差は「79」。アウェーでの19戦中16勝、勝ち点50と記録づくめでプレミア制覇を成し遂げた。

 そしてリバプールと大接戦を繰り広げた今季も、最終節のブライトン戦を4-1で勝利を収めてプレミア連覇を飾った。すでにカラバオカップを制していたシティは、FAカップ決勝ワトフォード戦も完勝勝利で終えて国内3冠を達成したのに加え、2018-19シーズン全公式戦での勝利数は「50」に到達。データ分析会社「オプタ」によると、イングランドにおいて1シーズンで公式戦50勝を達成したチームは今季のシティが初めてと、グアルディオラ監督は今季も“偉業”を成し遂げた。

「ザ・サン」紙によると、シティはグアルディオラ監督に対し、約1億ポンド(約140億円)のオファーを提示したという。もし希代の名将がこれに合意すれば、年俸は500万ポンド(約7億円)増の2000万ポンド(約28億円)に達する見込みだ。

 現行の契約がまだ2年残っているグアルディオラ監督は以前、「彼らが私を必要とするならば、あと2シーズンはここに残る。ここでの仕事に満足しているし、どこにも行くつもりはない」と話していた。

 これまでにグアルディオラ監督が最も長く1クラブで指揮を執ったのはバルセロナの4年間。来季でプレミア4年目を迎えるが、クラブは長期契約を強く望んでいるようだ。(Football ZONE web編集部)

マンチェスター・シティを率いるグアルディオラ監督【写真:Getty Images】