今シーズン限りでマンチェスター・シティ退団を決断したベルギー代表DFヴァンサン・コンパニ(33)が、11年を過ごしたクラブを退団する決断をした経緯を説明した。イギリスBBC』が伝えている。

2003年にアンデルレヒトでプロキャリアをスタートさせたコンパニは、ハンブルガーSVを経て、2008年8月にシティに加入。以降、シチズンズに必要不可欠な守備の柱として君臨し、負傷に悩まされるシーズンもありながら、在籍11年間で公式戦360試合20ゴール11アシストを記録。4度のプレミアリーグ優勝を経験した他、FAカップを2度、EFLカップを4度制覇するなど、数々のタイトル獲得に貢献してきた。今シーズンも公式戦26試合に出場し、国内3冠の力になっていた。

しかし、19日には今季限りでのシティ退団と共に来季から古巣アンデルレヒトでプレイングマネージャーを担うことを明かした。

20日に国内3冠を祝うマンチェスターでのパレードに参加したコンパニは、クラブ退団を決断した瞬間がプレミアリーグ第37節のレスター・シティ戦で決めたスーパーミドルの直後だったことを明かした。

レスター戦で自分の蹴ったボールがトップ・ビンズ(ゴール上隅)に決まった瞬間、ここでの仕事をやり尽くしたと思ったよ。あれ以上はできないとね」

「僕はこのクラブでできることはすべてやり尽くした。これまでやってきたことが自分の中でどれほど誇り高いものか言い表せないよ。やり残したことはない。ここですべてを捧げたよ」

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