敵地でシドニーを4-0粉砕も…2位上海上港も勝利し勝ち点「1」及ばず

 J1川崎フロンターレは21日、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)グループステージ最終節でシドニーFC(オーストラリア)とアウェーで対戦し、4-0と快勝した。しかし同時刻に行われたもう1試合で、2位の上海上港(中国)が蔚山現代(韓国)を5-0で破ったため、勝ち点1及ばずにグループHの3位に終わり、2年連続でベスト16進出を逃した。

 前節終了時点で勝ち点5の3位川崎は、この試合に勝利し、かつ2位の上海上港が引き分け以下で終わることがグループステージ突破の条件。わずかな望みにかけて敵地でのシドニー戦に挑んだ川崎は、序盤から攻撃のリズムを作って攻め込んでいく。

 前半9分にFWレアンドロ・ダミアンのパスを受けたMF脇坂泰斗が、右足を振り抜き幸先良く先制点をマーク。攻撃の手を緩めない川崎はその後も押し込み、同20分には再び脇坂が右足で決めて2-0とした。なおも攻め込む川崎は、同28分に田中碧が3点目。さらに後半14分にも、L・ダミアンが追加点を奪い4-0と完勝を収めた。

 これで2勝2分2敗の勝ち点8とした川崎だったが、同時刻に行われたもう1試合で2位の上海上港も蔚山現代に5-0と快勝。勝ち点を9に伸ばしたため、川崎は「1」差及ばずグループステージ敗退となった。

 2017、2018シーズンとJ1リーグを連覇し、充実の戦力を擁して昨季果たせなかったACLベスト16進出を目指したものの、またしてもアジアの舞台で苦杯をなめることとなった。(Football ZONE web編集部)

MF脇坂が2ゴールを挙げた【写真:Getty Images】