Apple IDを発行すると自動的に取得できる「iCloudメール」。最近iPhoneを使い始めた人であれば「@icloud.com」、古くからのユーザであれば「@me.com」や「@mac.com」という末尾のメールアドレスが与えられます。無償提供されますが、プッシュ通知など機能は充実しています。

そのiCloudメールですが、無制限に利用できるわけではありません。個人向けのサービスと位置付けられているため、送信できるメールは1日あたり最大1,000件、宛先も1日あたり最大1,000人とされています。

サイズの制限もあります。メール1通あたりの最大容量は発着信とも20メガバイトとされており、それを超える容量のメッセージが届いた場合はiCloudシステム(メールサーバ)により受け取りが拒否されます。添付ファイルの数ではなく、容量が問題なのです。

ただし、メールテキストデータしか扱えないため、添付したファイルは必ずテキストに変換されます(符号化処理)。その際、データサイズは約1.3倍に増えるため、20メガバイトファイルを添付するとiCloudメールの制限をオーバーしてしまいます。符号化処理を考慮したメール1通あたりの最大容量は、メール本文やヘッダ(送受信に必要な情報が記載された領域)を考慮すると、約14メガバイトになります。

メールを送信する場合は、iOS 9.2以降サポートされた「メールドロップ」機能を利用できます。容量の大きいファイルを添付した場合は、iCloudサーバ上にファイルを転送(アップロード)し、そのアドレスメール本文に記載して送信します。メールドロップでは最大5GBの添付ファイルを扱えるので、メールを送信する場合は容量を気にする必要はありません。
(海上忍)

画像提供:マイナビニュース