昔気質のヤクザ者が、義理と人情を武器に、倒産寸前の私立高校や出版社、病院などの経営再建を図る今野敏による人気小説「任俠」シリーズ。特に根強く愛され続ける同名エピソードを映画化した『任俠学園』が、このたび9月27日(金)に公開されることが決定。あわせて特報映像とポスターが到着し、東京スカパラダイスオーケストラが本作の主題歌として「ツギハギカラフル」を書き下ろしたことがわかった。

【写真を見る】今年デビュー30年となる9人編成スカバンドのスカパラが主題歌を書き下ろす!

社会貢献に目がなく、義理と人情に厚すぎるヤクザ”阿岐本組”の阿岐本組長は、経営不振の高校の建て直しという厄介な案件を引き受けてしまう。いつも親分に振り回されてばかりの阿岐本組ナンバー2の日村は親分の命令により、子分たちを連れて仕方なく学園へ赴くが…。

阿岐本組ナンバー2の日村役に西島秀俊、阿岐本組長役に西田敏行の2人がW主演を務め、共演に伊藤淳史、池田鉄洋、佐野和真、前田航基、葵わかな、葉山奨之、桜井日奈子生瀬勝久中尾彬、光石研、白竜、高木ブー、佐藤蛾次郎らが集結。監督は、テレビドラマ「民王」や『劇場版 ATARU THE FIRST LOVE&THE LAST KILL』(13)などの木村ひさし監督が手掛けている。

到着した特報映像では、ドスを利かせて「行くぞ!」と発して組員を率いる日村や、正しい交通ルールを凄味を利かせて訴える阿岐本組長など、コワモテながらも優しさを感じる阿岐本組の面々が登場。くわえて、個性際立つキャラクターを演じる豪華共演者の姿が初公開され、豪華キャスト陣が織りなす笑いのアンサンブルが、どんな展開を見せてくれるのか期待が高まる。

また、『日本で一番悪い奴ら』(16)以来、3年ぶりの主題歌を書き下ろしたスカパラの新曲「ツギハギカラフル」も初お披露目。コメディ映画への書き下ろしは初の試みとのことで、スカパラメンバーのバリトンサックス・谷中敦、ベース・川上つよし、トランペット・NARGOは昨年8月から9月にかけて撮影された本作の撮影現場に訪問。新曲へのインスピレーションを得て製作されたアップテンポだが、どこか懐かしさも感じる新曲がさらに本作を盛り上げる。

真面目過ぎるがゆえに、空回りしながらも世のため、人のために走り回る不器用な彼らが繰り広げる笑いと人情溢れる活躍を、スカパラの主題歌がさらに盛り上げる本作。男気溢れる彼らを見るのがますます待ち遠しくなった!

<スタッフコメント>

●木村ひさし監督

「かんばんは。木村ひさしです。主題歌が東京スカパラダイスオーケストラさんだと聞いたときにまずワクワク。そして出来上がった“ツギハギカラフル”を聞いたとき、映画の作品観を見事に表現していると思いワクワク。さらには“なんだかスタッフ、キャストのことを歌っているみたいだ”と感じてワクワク。そして秋になりみなさんが劇場で“ツギハギカラフル”を耳にしたときに、きっとワクワクした楽しい気分になっているだろうなと想像して、僕のワクワクは止まらないのです」

●谷中敦(東京スカパラダイスオーケストラバリトンサックス)

「社会的に正しいか不適切か、よりも、行動に真心や愛情があるかどうかで物事を判断したい、と常々思ってる自分に、この映画はとっても刺さりました。主題歌“ツギハギカラフル”の歌詞は、価値観の多様化でますます予測できない未来を意識的に楽しもうじゃないか、という気持ちで書かせて貰いました。とっても素敵な映画に参加させて貰えて本当に光栄です。ありがとうございます。みなさんが、この『任侠学園』を思い切り楽しんでくださることを願って止みません」 (Movie Walker・文/編集部)

恫喝、ゆすりなどの犯罪行為は“いっさい無し”の人情溢れるヤクザが人々のために社会貢献!