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21日に放送された『とくダネ!』で特集された「モンスター返品者」。返品の制度を逆手にとった悪質な行為にネットでは批判が相次いでいる。

 

■一度着てから返品

ネット通販が増え続けているが、新たなトラブルも多くなってきている。番組では、トラブルの中でも通販で購入したものを意味のわからない理由で返品するモンスター返品者が増えていると報じた。

春シーズンに増える卒業式や入学式に必要なスーツやアクセサリー、秋シーズンにはハロウィンコスチュームといった数年に1回しか着ないような衣類をレンタル感覚で購入し、使用した後返品するケースが増えいているという。

 

■「すり替え」「抜き取り」

さらに番組では「高級ブランド品を偽物にすり替えて返品」や「同じ種類のボロボロになっているヘッドホンを返品」、「化粧品の容器のみを返品」等悪質なモンスター返品者を紹介。

返品されたものが、配送したものでないという証明ができないため、業者側も返品を断るのが難しいようだ。しかし、業者も全く対策をしていないわけではないという。返品した顧客の情報控え、次回以降の注文を断るといった対応をすることがあると説明した。

■「ありえない」

特集されたモンスター返品者の驚愕の行動に対し、ツイッターでは「ありえない」と批判が殺到した。

 

■日本はクレーマー天国?

こうしたおかしな消費者がはびこるのも、客からのクレームを重視する日本の商習慣が背景にあるのではないだろうか。

実際、しらべぇ編集部が、全国20〜60代の男女1,344名を対象に調査したところ、全体の75.9%が「日本はクレーマー天国になっていると思う」と回答している。

クレーマー

 

消費者側の暴走した行為が止まらない昨今。こうした話題が続くと「お客様は神様」という言葉も死語になっていくかもしれない。

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(文/しらべぇ編集部・Aomi

【調査概要】 方法:インターネットリサーチ「Qzoo」 調査期間:2018年8月31日~2018年9月3日
対象:全国20代~60代の男女1,344名 (有効回答数)

偽物にすり替えて返品するモンスター返品者が話題に 「ありえない」と批判殺到