多くの世界を征服してきた魔王が、とうとう現代日本を標的に――。人類がピンチになりそうでならないギャグ漫画が楽しいです。意外にも魔王が小心者でかわいい

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 魔王ランドル3世は、日本を狙って自ら出陣。超常的な力で瞬間移動した先は、なぜかコインランドリーでした。どんな座標設定だ。

 機械文明の世界は初体験なのか、魔王は未知の空間に大混乱。運転中だった乾燥機の温かさに気付き、生物の卵を守る膜か何かと勘違いしてしまいます。

 根っこにある臆病さも手伝って、想像はますます加速。やがて、たくさんある乾燥機が故郷の危険生物「デスドラゴニアビートル」の巣に似ていると気づき、恐れおののきます。ああ確かに、あの円い窓がびっしり並ぶ光景は、クリーチャープラントっぽくもある……気付きたくはなかった。

 コインランドリーをすっかり危険生物の巣窟と思い込んだ魔王は、せめて卵だけでも潰しておこうと、乾燥機のフタをオープン。今度は中の衣類を「エサにされた人間の残骸」と勘違いし、恐怖のどん底に落ちるのでした。こんな小心者が、これまでどうやって世界征服してきたんだよ……。

 「魔王様ポンコツかわいい」と好評を博した、この漫画を描いたのは福岡太朗さん。「ジャンプ+」で「純情戦隊ヴァージニアス」を連載中の漫画家です。こちらは、性体験のない者のみが力を得られるという少年少女ばかりのヒーロー戦隊で、数少ないアラサー隊員が感情をこじらせるコメディ。いろいろ大変そうだ……。

作品提供:福岡太朗さん

未知の機械を見てびびる魔王。よくこれまで支配者が務まったな