ワシントン 21日 ロイター] - トランプ大統領は議会民主党の指導部に書簡を送り、インフラ関連法案よりも北米自由貿易協定(NAFTA)を改定した「米国・メキシコカナダ協定(USMCA)」の批准を優先すべきだと訴えた。

トランプ氏はペロシ下院議長とシューマー上院院内総務に宛てた書簡で「議会はインフラに着手する前に、重要で国民の支持が高いUSMCAをまず通過させる必要がある。通過後に超党派のインフラ法案に目を向けるべきだ」とした。

その上で、民主党に対し、インフラに関する優先項目や希望する予算規模のリストを書き出して22日のホワイトハウスでの会合に出席するよう求めた。

トランプ大統領民主党指導部は4月末に会合を開き、2兆ドルを支出して老朽化している道路や橋、送電網、水道、ブロードバンドなどのインフラ整備を進めることで合意した。原資を確保する方法はまだ決まっていない。

トランプ政権は前週、カナダメキシコに対する鉄鋼・アルミニウム輸入関税を撤廃する決定を発表。USMCA批准に向けた大きな障害は取り除かれた。

 5月21日、トランプ米大統領は議会民主党の指導部に書簡を送り、インフラ関連法案よりも北米自由貿易協定(NAFTA)を改定した「米国・メキシコ・カナダ協定(USMCA)」の批准を優先すべきだと訴えた。昨年10月にワシントンで撮影(2019年 ロイター/Kevin Lamarque)