リバプールイングランド代表MFジョーダン・ヘンダーソンが、バルセロナ戦の驚愕CKを振り返った。イギリススカイ・スポーツ』が伝えている。

リバプールは7日、チャンピオンズリーグ(CL)準決勝2ndレグでバルセロナをアンフィールドに迎えた。1stレグを0-3で落とし、危機的状況だったリバプールだったが、FWディヴォク・オリジ、途中出場のMFジョルジニオ・ワイナルドゥムの2ゴールで2戦合計スコアを3-3に。そして、迎えた79分、予想外な形で決勝ゴールが生まれた。

ボックス右外でパスを受けたアーノルドは、MFセルジ・ロベルトにボールを当てて右CKを獲得。そのままボールボーイからボールを授かり、コーナーアークにボールをセットすると、寄ってきたMFジェルダン・シャキリにキッカーを譲ろうと、その場を離れようとする。しかし次の瞬間、アーノルドはゴール前のバルセロナ守備陣がゆっくり準備に移ろうとしていたのを見逃さず、中央のオリジに鋭いクロスを供給。このパスを感じていたオリジが冷静にゴールに流し込んだ。

バルセロナの意表を突いたこのゴールは、奇跡の大逆転、そして2シーズン連続での決勝進出を決める決勝弾に。しかし、ヘンダーソンはこのゴールを見ていなかったようだ。あの場面での出来事をこう振り返る。

「僕はちょっと誰かと話をしていたんだ。コーナーの作戦なんかをね」

「で、振り向いたらボールがゴールネットに吸い込まれていて、僕は何が起こったか本当にわからなかったんだよ」

「あのようなビッグゲームであんなゴールが決まるなんて驚きだよ。若い選手が気づいてそれを可能にしたこと、ディヴォクがあのボールに反応できたこと、どちらも素晴らしかった」

「素晴らしいフィニッシュだった。素晴らしいゴールだった。あれはあの夜を集約したものだった。今後、長きに渡って語り継がれる特別な夜になったね」

味方をも惑わせた不意打ちCKで決勝進出を決めたリバプール6月1日に行われる決勝では、14シーズンぶりの優勝を目指してトッテナムと対戦する。

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