アクアマリンふくしま福島県いわき市)の「熱帯アジアの水辺」コーナーにおいて、世界最大と呼ばれるタイガーオーキッドを育成展示しています。当館での育成期間は20年になりますが、一度も開花することがありませんでした。この度、開花しましたのでお知らせします。

グラマトフィラム・スペキオスム(通称 タイガーオーキッド
学名:Grammatophyllum speciosum
最大で7m以上にもなる、世界最大のランの仲間です。原産地は東南アジアです。黄色地の花に赤褐色の斑点が「虎」の模様にみえることから「タイガーオーキッド」とも呼ばれています。自生地でも毎年開花しないことが普通であり、日本ではめったに開花した姿を見ることができません。本種の花は生後10年、バルブが1.5~2m程に育てることで開花します。開花させるのが非常に難しいランの仲間です。

「熱帯アジアの水辺」コーナー
なぜ水族館でランの展示?
アクアマリンふくしまでは、展示する生物の生息環境を再現しています。生き物だけではなく周りの環境を展示することにより、生命のつながり、生態系の大切さを少しでも来館者の方に伝えられると考えます。当館の「熱帯アジアの水辺」では、多様な進化を遂げた熱帯の植物も展示しています。タイガーオーキッドもその一つです。このランの育成展示を開始してから、20年になりますが、一度も開花することがありませんでした。今回、念願かなってようやく開花させることができました。環境水族館アクアマリンふくしまで、植物を含む生物の多様性を実感していただけたら幸いです。

アクアマリンふくしまとは
アクアマリンふくしまは、東北最大の楽しく学べる体験型水族館です。潮目の海をテーマに800種を超える生物を展示し、世界最大級のタッチプール「蛇の目ビーチ」を併設した子ども体験館「アクアマリン えっぐ」では、釣り体験や炭火焼き体験など、ご家族・グループで楽しめるイベントを毎日実施しております。
(公式サイト:https://www.aquamarine.or.jp/

配信元企業:公益財団法人ふくしま海洋科学館

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