中国メディア・東方網は21日、日常生活で当たり前のように使われているハサミが、日本の職人の手にかかると高級車と同じくらいの価値を持つようになるとする記事を掲載した。

 記事は、ハサミについて日常生活で欠かせない道具であり、布や紙、さらには髪の毛カットなど、さまざまな用途に使えることから、どの場所に行っても必ずハサミの存在を見つけることができると紹介。また、普段使用しているハサミは決して高価なものではなく、簡単に手に入れることができるとした。

 そのうえで、日本のある鍛冶職人が作ったハサミは、高級車と同じ程度の値段で売れるとし、大阪府堺市で鍛冶屋を営む平川康弘氏を紹介。おもにハサミや調理用の刃物を製造しており、中でもハサミは最高級のものだと100万円単位の値段がつくのだと伝えている。

 そして、平川氏のハサミが非常に高価であるのにはそれなりの理由があるとし、すべて手作業で作り上げるハサミに並々ならぬ精力を注ぎ、実に精巧な製品を拵えると紹介。機械生産のハサミなら1時間でできてしまうが、平川氏は1本のハサミを完成させるのに何日もの時間を費やすとし、単に時間がかかるだけではなく、手間暇をかけて1本のハサミの中に実に多くの細やかな技術を盛り込んでいくのだと説明した。

 記事は、平川氏が精魂込めて完成させた高級バサミは非常に切れ味が良いうえ、長持ちであると紹介。このため、庭師などハサミを使って仕事をする多くの職人からこよなく愛されているとしたうえで「いわば、世界の中でもっともすごいハサミなのである」と形容した。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)

日用品のハサミを、高級車と同じ価値にまで高めてしまう日本の職人=中国メディア