結婚したいのに、なかなかいい相手がいない──こう話す女性は、ふたつのタイプに分かれます。

 ひとつめは、“おひとりさま”大好きタイプ。周囲が「結婚、結婚」と騒いでいるから、なんとなく「結婚しなくちゃ!」と感じてはいるけれど、心の底ではそれほど結婚を望んでいないタイプです。仕事もプライベートもけっこう充実していて、それなりに自由になるお金もある。ひとりで食事をするのも平気。映画を一緒に観に行く男友達も何人かいる……。このようにある意味自立した大人の女性は、実は独身でいるほうが快適だったりするのです。

 このタイプの女性の場合は、無理にブームに合わせて結婚する必要はないように思います。だって、結婚だけが人生ではないですよね? あなたがいちばん楽しく過ごせるのが“ひとり”という状態なら、それはそれで素晴らしい人生なのですから。適齢期だからとか、適齢期を過ぎているからという理由で、自分の意思に沿わない婚活をするのはやめておきましょう。

 もうひとつのタイプは、いわゆる“トラウマ”を抱えているタイプの女性です。過去に大失恋の経験があったり、片思いばかりだったりすると、その記憶が根強く残ってどうしても次の恋に進めないという女性がいるのです。恋する自信がないし、傷つくのが怖い。今度の恋が最後の恋になるかもしれないから慎重にいきたい……。だから一歩を踏み出せないわけです。もし、あなたがそういうタイプなら、結婚をあきらめないで欲しいものです。そして、婚活をするには自信を取り戻すことです。

 自信のことを心理学では【自己肯定感】といいます。これを取り戻すには、「プラス思考体質をつくればいい」のです。例えば、朝起きたら鏡を見て笑ってみたり、「私は大丈夫」と呪文をとなえてみたり、今日あったいいことをノートに書いてみたり……。本当に結婚したい人は、こうして邪魔なトラウマを退治し、幸せな結婚をつかんでくださいね。

(恋愛カウンセラー・安藤房子)

アサジョ