フルハムDFフォスメンサーが最速の称号獲得 2年連続得点王のサラーは11位

 今シーズンのプレミアリーグは、熾烈なデッドヒートの末にマンチェスター・シティが優勝。連覇を達成した。シーズン終了後、英紙「ミラー」はデータ分析会社「オプタ」と協力して「今季のプレミア最速選手ランキング」を選出。リバプールエジプト代表FWモハメド・サラーマンチェスター・シティイングランド代表DFカイルウォーカーらがランクインしたなか、1位には伏兵のオランダ代表DFティモシー・フォスメンサーが輝いた。

 世界的に足の速い選手が増えたフットボールの世界。プレミアリーグにもスピードに特長を持つ選手たちが多くいる。そのなかで英紙「ミラー」は選手たちをランキング化。多彩な顔ぶれが揃った。

 下位で意外だったのはサラーだ。トップスピードは34.95kmを計測。圧倒的なスピードを生かしたドリブルでゴールを量産し、今季の得点王に輝いたものの、順位は11位。「驚いたのは彼がリストの上位に来なかったこと」と同紙も表現している。

 その他、6位以下ではリバプールベルギー代表FWディボック・オリギ(35.04km/8位)、ウェストハムで飛躍の1年を過ごしたブラジル人FWフェリペ・アンデルソン(35.11km/7位)、ワトフォードの攻撃をけん引したスペイン代表FWジェラール・デウロフェウ(35.13km/6位)らが入った。

 5位にニューカッスルのアメリカ代表DFデアンドレ・イェドリン(35.17km)が入るなか、4位にはシティのドイツ代表FWレロイ・サネがランクイン。「このリストに載っているのを見ても驚きではない」と表現された男は、サイドを切り裂くドルブルでチームの優勝に貢献した。トップスピードは35.18kmを記録している。

 また、2位にもシティの選手がランクイン。「何年にもわたってトットナム、シティ、そしてイングランドで右サイドを爆撃するのを見た」と紹介されたウォーカーは、35.27kmのトップスピードを記録。ジョゼップ・グアルディオラ監督のチームにおいて欠かせない選手となっている。

 多くのスタープレイヤーが名前を連ねてきたなかで、1位に輝いたのはフルハムのフォスメンサーだ。そのトップスピードは35.32km。今シーズンはマンチェスター・ユナイテッドからローン移籍でフルハムに加入すると、12試合に出場。爆発的なスピードで右サイドを駆けた。終盤は負傷により出場できなかったが、来季の活躍が期待される。

「ミラー」が発表、今季のプレミア最速選手ランキング

 英紙「ミラー」が発表した「今季のプレミア最速選手ランキング」は以下のとおり

1位 ティモシー・フォスメンサー(35.32km/フルハム/オランダ代表)
2位 カイルウォーカー(35.27km/マンチェスター・シティイングランド代表)
3位 ルベン・ビナグレ(35.20km/ウォルバーハンプトン/ポルトガル
4位 レロイ・サネ(35.18km/マンチェスター・シティドイツ代表)
5位 デアンドレ・イェドリン(35.17km/ニューカッスル/アメリカ代表)
6位 ジェラール・デウロフェウ(35.13kmワトフォードスペイン代表)
7位 フェリペ・アンデルソン(35.11km/ウェストハム/ブラジル)
8位 ディボック・オリギ(35.04km/リバプールベルギー代表)
9位 セルヒオ・リコ(35.01km/フルハム/スペイン代表)
10位 パトリック・ファン・アーンホルト(34.96km/クリスタル・パレスオランダ代表)
11位 モハメド・サラー(34.95km/リバプールエジプト代表)
12位 イサーク・ムベンザ(34.95km/ハダースフィールド/ベルギー)(Football ZONE web編集部)

(左から)デウロフェウ、ウォーカー、フォス=メンサー、サラー、サネ【写真:Getty Images】