強打のツインズ相手にQS達成で連敗止める「マリナーズがその日必要としていたストッパー」

マリナーズ 7-4 ツインズ(日本時間20日・シアトル

 19日(日本時間20日)のツインズ戦に先発し、本拠地初勝利をマークしたマリナーズ菊池雄星投手。強打のツインズ打線を相手に、6回5安打3失点とクオリティースタート(QS、6回以上を自責3以下)の好投を見せ、今季3勝目を挙げた。3試合連続でチームの連敗を止める“連敗ストッパー”ぶりに地元メディアあらためて賛辞を送っており、「1回の“勝利”以上に大きな勝利」と伝えている。

 菊池は8日(同9日)のヤンキース戦、13日(同14日)のアスレチックス戦に続いて、チームの連敗を止めた。しかも、相手は好調のツインズ打線。マリナーズは、前日までの3試合で45安打36得点を奪われて3連敗を喫していただけに、その素晴らしさは際立った。

 地元ラジオ局「710AM ESPN シアトル」(電子版)は「ユウセイ・キクチは日曜日の勝利でマリナーズに何かを示した」とのタイトルで、この試合の菊池の登板を振り返っている。ここまで、好投した試合もあれば、苦戦した試合もあったことを振り返りつつ、今回のツインズ戦の登板については「彼はどうだったか? マリナーズがその日必要としていたストッパーのようだった」と称えている。

 さらに「キクチの成績は驚異的ではなかったが、3試合のツインズ打線を考えれば、キクチが(1~4回の)4イニング無失点に抑えたことは、チャンスという、その前の3試合にはなかったものをチームに与えた」と回顧。ツインズとのホームでの4連戦のうち、3試合目まではほぼ“ノーチャンス”の完敗だっただけに、QS達成という結果は十分すぎるものだったという。

「たった1回の登板だが、特定の選手たちの成長がチームの最終順位よりも重要なシーズンにおいて、キクチのパフォーマンスは1回の“勝利”以上に大きな勝利となるかもしれない」

 記事では、こう伝えている。チーム再建中のマリナーズは開幕直後こそスタートダッシュに成功したが、ここにきて完全に勢いは落ちてしまった。ただ、当初から今季は“助走”の1年と位置づけられている。最も大切なのは、選手の成長。数年後のエースとしてマリナーズが獲得した菊池が見せる確かな進歩は、大きな希望の1つとなっている。(Full-Count編集部)

ツインズ戦に先発したマリナーズ・菊池雄星【写真:Getty Images】