22日午前8時40分頃、兵庫県尼崎市を走る阪急神戸線の守部踏切に男性が立ち入り、電車が止まる事案が発生。男の「線路に入った理由」に怒りの声が殺到している。

 事案が発生したのは、阪急神戸線武庫之荘駅西宮北口駅間の守部踏切。付近を通行していた人が、線路脇に立っている男を見つけ、110番通報。連絡を受けた警察が駆けつけると、カメラを持った男を発見した。

 警察によると、男は線路内に立ち入った理由について、「写真を撮ろうと思って侵入した」と話しているという。どうやら、男は鉄道写真を趣味とする「撮り鉄」だったようで、自分の好きな角度から写真を撮るため、線路内に入った様子。しかし、この行為は鉄道営業法違反であり、犯罪である。男の身勝手な行動により、付近を走る阪急電車が停止することになった。

 鉄道写真を撮影することを趣味とする「撮り鉄」の行動は、現在社会問題化している。2019年には滋賀県長浜駅でSLを撮影しようとした撮り鉄が、線路脇に設置されていた金網を勝手に外すなどする迷惑行為に出た。

 また、昨年11月には東京メトロ千代田線6000系車両のラストランで、先頭車両に撮り鉄が殺到し、怒鳴り合いを始めるなどして運行に支障を与え、「史上最悪のラストラン」となってしまった。

 このほかにも、禁止区域への立ち入りや、希少価値の高い車両運行時には撮り鉄ホームに殺到し他の乗客に迷惑をかけ、その様子が動画サイトテレビで取り上げられ、一般人の怒りが爆発したこともある。

 今回の事案についても、「また撮り鉄か」「自分の下手な写真のために多くの人々に迷惑を被らせる邪魔な存在」「撮り鉄は駅や沿線から出入り禁止にしてもらいたい」など、厳しい批判の声が。

 一方で、「真面目にルールを守って撮影している撮り鉄もいる」「こういうことがあると鉄道写真を趣味にしている人間の肩身が狭くなる」「迷惑をかけているのはほんの一部だけど、申し訳なく思う」など、撮り鉄に理解を示してほしいと言う声も上がった。

 いずれにしても、撮り鉄が長年に渡り鉄道会社や利用客に迷惑をかけていることは間違いない。何らかの対策が求められる時期に来ているのではないだろうか。

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