今日の会見で「公益法人を目指しながらメダル獲得を目指していく」との方針を示した日本ボクシング連盟の内田会長(右)と菊池浩吉副会長

 国際オリンピック委員会IOC)はスイスで22日で行った理事会後、正式種目からの除外まで、示唆しながら保留を続けてきたボクシング競技の開催方法について、競技の統括団体である国際ボクシング協会(AIBA)のIOC承認団体資格を停止し、IOC内部で競技を管理することを発表した。

ボクシング除外」という最悪の結末が世界中のスポーツファンに広まった当初から、IOCは「競技の実施そのものは保証する」と公言し続け、最近の会見でもIOC会長のトーマスバッハ氏は「ボクシングの実施自体はロケットを飛ばすような難しい話ではない。問題は、不健全なガバナンス、財政運用、審判の不正問題を懸念されたAIBAが一定以上の改善をできるか、それとも別の組織で管理するかどうか」と説明していた。

開催予定地の墨田区では競技実施のための決起会や署名活動も昨年から行われてきた。前列左はガッツ石松氏

 これで2020年東京五輪ボクシング競技は7月25日から8月9日まで東京墨田区両国国技館で行われることになる。今回の決定についてバッハ氏は「アスリートと競技のために調査委員会の勧告に従って、AIBAに必要な結果を導く」という声明を出した。

 存続危機の脱出を受け、日本ボクシング連盟は、今朝(23日)10時から岸記念体育館(東京都渋谷区)で会見を行い、同連盟の内田貞信会長は「世界が待っていた正式実施の正式発表なので、率直にうれしい。IOCに積極的に協力したい」と述べた。また、組織としては「来月下旬に行われるIOC総会での決定後に動く方針」と会見に同席した菊池浩吉副会長が発表した。

今日の会見で「公益法人を目指しながらメダル獲得を目指していく」との方針を示した日本ボクシング連盟の内田会長(右)と菊池浩吉副会長