台湾・新北市で、帰宅途中の女子中学生がマンホールの穴に転落する事故が発生した。女子中学生は歩きながらスマートフォンの画面を見ており、マンホールの蓋が開いていることに気付かなかったという。またマンホール周辺は、柵で囲うなどの安全措置が取られていなかった。『自由時報』『東森新聞』などが伝えた。

事故があったのは、新北市土城区中央路二段の道路。午後6時15分頃、女子中学生(13歳)が深さ約8.5メートルのマンホールに転落した。女子中学生の悲鳴で事故に気付いた作業員らが119番通報し、作業員の男性一人が救助のためマンホールの中へ下りた。女子中学生は転落した際に脚を骨折しており、自分で歩くことができなかったそうだ。作業員の男性は女子中学生を背負ってマンホールの入り口付近まで上り、待機していた他の作業員や駆けつけた救助隊員らが女子中学生を引き上げた。

事故については施工会社や作業員の安全管理に問題があったとみられ、新北市政府の公共安全取締担当機関がその後の調査を引き継いだということだ。

なお、新北市警察はメディアの取材に対し「現在の法規制では歩きスマホを規制することは難しい」と話している。警察では事故にあった女子中学生に歩きスマホをしないよう警告するとともに、メディアを通して人々にも注意を呼びかけた。

画像は『自由時報 2019年5月23日付「少女只顧滑手機 啊…直墜3樓深下水道」(記者吳仁捷翻攝)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 片倉愛)

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