5月22日に、元KAT-TUNメンバーの田口淳之介容疑者と女優の小嶺麗奈容疑者が、大麻取締法違反(所持)容疑で厚生労働省麻薬取締部(通称マトリ)に逮捕された。この一報が入ったのが16時半頃。田口が本人のツイッターで11時22分に「電フェス」に関するツイートをしたわずか5時間後のことだった。

 マトリといえば、電気グルーヴピエール瀧被告をコカイン使用容疑で逮捕した部署である。新たな芸能人逮捕者を示唆する報道も出ていただけに、田口、小嶺両容疑者の逮捕は、報道の通りになったとも言えるだろう。2人はかねてより交際が噂されていただけに、どのような経路で薬物を入手し、誘惑に溺れていったのかといった真相究明も待たれる。

 特に、衝撃を与えたのは小嶺容疑者であろう。一部報道によれば、10年以上マークされていた話もある。最近では露出が減っており、若い世代にとってはあまりなじみがないかもしれないが、小嶺容疑者といえば、伝説の美少女として一世を風靡した存在であったのだ。

 「よく知られているところでは、『3年B組金八先生』(TBS系)の広島美香役でしょうね。優等生でありながら、裏ではクラスの女番長として、陰湿ないじめに加担する、陰りのある美少女役を好演しました。彼女の両親が不仲であり心が荒んでいるという設定で、現代社会の闇を映し出していたといえるでしょう」(芸能関係者)

 ネット上でも、「『金八先生』のあの子、大麻で捕まったのかよ」「最近見ないなと思ったら悲惨な末路だな」といった声が聞かれる。さらに、彼女の美少女ぶりは日本映画でもいかんなく発揮されていた。

 「熊本県出身の小嶺は、福岡県出身の映画監督である石井聰亙(現・石井岳龍)作品でも常連でしたね。1995年公開の『水の中の八月』では、スレンダーな体型の似合う水着姿を披露しています。1997年公開の『ユメノ銀河』では、夢野久作の小説を原作に、バスガイド役を演じています。2006年公開の塙幸成監督による『初恋』では、大胆なヌード姿を披露しています」(前出・同)

 近年は、芸能活動は引退状態にあったようだが、多くの印象的な役を演じているだけに、今回の逮捕に驚きの声が挙がったのは確かだろう。

田口淳之介公式Twitterより https://twitter.com/junnosuke_tag