5月24日(金)公開の映画「プロメア」公開記念!前夜祭が、5月23日東京都内の劇場で開催され、舞台あいさつに声の出演を務めた松山ケンイチ早乙女太一、堺雅人ケンドーコバヤシ佐倉綾音と脚本を担当した中島かずき今石洋之監督が登壇した。

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同作品は、人気テレビシリーズ「天元突破グレンラガン」(2007年、テレビ東京系ほか)や「キルラキル」(2013年、TBSほか)などを手掛けた中島と今石が担当する初の完全オリジナル劇場アニメーション。

突然変異で誕生した炎を操る人種「バーニッシュ」により、世界の半分が焼失した未曾有(みぞう)の事態が起こる。その30年後、「バーニッシュ」の一部攻撃的な面々は「マッドバーニッシュ」と名乗り、再び世界に襲い掛かる。

「マッドバーニッシュ」が引き起こす火災を鎮火すべく、自治共和国プロメポリスの司政官、クレイ・フォーサイト(CV:堺)は、対バーニッシュ用の高機動救命消防隊「バーニングレスキュー」を結成。

高層ビルの大火災の中、燃える火消し魂を持つ新人隊員、ガロ・ティモス(CV:松山)は、「マッドバーニッシュ」のリーダーで指名手配中の炎上テロリスト、リオ・フォーティア(CV:早乙女)と出会い、激しくぶつかり合う…というストーリー。

■ 松山「第一声で声がガラガラに(笑)」

舞台あいさつでは、今石監督が「苦節5年。長いことこの作品に関わってきましたが、ようやく(公開)初日にこぎつけて感無量でございます」としみじみと心境を吐露。

一方、主人公の声を演じた松山は「(キャラクターがパワフルなため)第一声で声がガラガラになるんですよ(苦笑)。そんな経験なかったです。いつまでも燃えていなきゃいけない役でしたので、テンションを落とすわけにはいかなかったんです。

自分の中でも、一番の燃え具合の中でやらせていただきました。やった後にこれだけ燃え尽きた作品は他になかったんじゃないですかね」と明かした。

松山と共にW主演を務める早乙女は「松山さんがガロとしてずっと居てくれて、一瞬も冷めることなく常に熱量がすごくて!」と松山の芝居に引っ張ってもらったことを明かしながらも、「勢いがすご過ぎて僕のせりふまで言っちゃってました(笑)」と暴露し、会場を沸かせた。

そんな中、松山は堺の芝居について「せりふって漢字とひらがなカタカナで構成されているんですけど、そのどれでもなかった!」と独特の表現で堺の怪演ぶりを絶賛。

すると、堺は「ダメなやつじゃないか!(笑)」とツッコミながらも、「でも再現するのは無理だね」と精魂込めて収録したことを告白した。

ほか、「バーニングレスキュー」のマスコット的存在のネズミ、ビニーを演じたケンドーコバヤシは「マスコットのようなかわいらしい役をやらせていただいたのは初めてですね。だいたい僕、頭の足りてない力持ちの役が多かったので…」と自虐的なコメントで笑いを誘っていた。

最後に、松山は「この作品は大変“熱い”作品になっています。エンターテインメントは見ているお客さんに活力を渡すものだと思うのですが、(この作品を見て)そういう“熱”をいつまでも消えずに持っていただけたら幸いです」とアピールした。(ザテレビジョン

舞台あいさつに登壇したメンバー