理経(猪坂哲社長)は5月24日、東広島市消防局と広島大学と共同開発した、バーチャルリアリティ(VR)を活用した土砂災害体験・訓練用コンテンツの提供を開始すると発表した。
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新製品は、昨年7月に発生した西日本豪雨災害での東広島市消防局と広島大学防災・減災研究センターの研究を活用し、土砂災害発生に起こり得る事象をVR空間上で再現したもの。豪雨による土砂災害を対象とした大学・自治体・民間企業の共同開発としては全国初の災害体験VRとなる。
避難体験VR「土砂災害」のコンテンツでは、西日本豪雨の土砂災害発生前から災害発生に至るまでの気象状況と住宅付近の状況を再現し、災害の疑似体験をすることで、避難のタイミングなどについて体験・学習することができる。VRゴーグルを使用し、360度の臨場感溢れる映像を体験でき、のぞきこむ、しゃがむといった動作も可能となっている。
今後、理経では、VRだけでなく防災に関連した取り組みに注力していく方針。より多くの人に防災へ目を向けてもらうべく、山間の地区を対象とした土砂災害以外に、ゲリラ豪雨などによる河川氾濫を疑似体験できるVRコンテンツの開発も進めていく。
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