スポーツを通じた健康づくりやまちづくり、産業振興に貢献した団体・企業を顕彰する「スポーツ振興賞」の授賞式が5月22日東京ビッグサイト(東京都江東区)で行われ、最優秀の「スポーツ振興大賞」に認定NPO法人プールボランティア(大阪市)が輝いた。

 スポーツ振興賞はスポーツ健康産業団体連合会と日本スポーツツーリズム推進機構の共催。7回目の今回は23件の応募があり、厳正な審査の結果、スポーツ振興大賞1件と「スポーツ庁長官賞」や「経済産業省商務・サービス審議官賞」などスポーツ振興賞6件を選んだ。授賞式後に受賞者の活動発表もあった。

 大賞を受賞したプールボランティアは20年前から障がい者に水泳を教えている。毎年延べ4000人の障がい者を4000人のボランティアがマンツーマンで指導している。重度障がい者や高齢者が自力で浮くことができる特殊な浮き輪プール車いすの企画開発も行い、障がい者スポーツ普及への取り組みが高く評価された。

 大賞以外の振興賞6件は、世界遺産国立公園を走るユニークな「日光国立公園マウンテンランニング大会」を実施する日光トレイルランニング実行委員会(栃木県日光市)が「スポーツ庁長官賞」、健康経営の推進や社会へ健康増進を働きかけるCSVプロジェクト「スミセイ“Vitality Action”」が評価された住友生命保険相互会社(東京都中央区)が「経済産業省商務・サービス審議官賞」を受賞するなどした。

 日光トレイルランニング実行委員会は、世界遺産の二社一寺の協力を得て、トレイルランの魅力に世界遺産エリアの魅力を加味した興味深い大会コースを設定。地域活性化にスポーツを生かす事例として評価された。行政や補助金に頼らない自立的な大会運営も評価ポイントになった。

 住友生命のスミセイ“Vitality Action”は、日本の健康寿命の延伸を目指したプロジェクト。運動と連動した保険商品「Vitality」の提供や職員・家族の健康に配慮した「健康経営」の取り組みや、国民の健康増進を目指す活動を展開。「大切な人とカラダを動かそう」をコンセプトトップアスリートによる親子対象のスポーツイベントやRUNイベントを開催したり、運動した日を記録できるようにカレンダーシールを配布して運動の継続を促すなど、「国民の健康寿命の延伸に寄与する」健康増進の具体的な取り組みが評価された。

 そのほかの振興賞の受賞者は次の皆さん。

 観光庁長官賞=SAMURAI TRIP(東京都大田区)▽日本商工会議所奨励賞=STREET RUGBY ALLIANCE(東京都中央区)▽日本スポーツツーリズム推進機構会長賞=銚子スポーツタウン(千葉県銚子市)▽スポーツ健康産業団体連合会会長賞=アントラーズ ホームタウンDMO(茨城県鹿嶋市)

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