2019年5月25日付の米ビルボード・アーティスト・チャート“Artist 100 ”でBTS (防弾少年団)が首位を記録し、同チャートでグループ/デュオとして5週No.1を獲得するという史上初の快挙を成し遂げた。

 BTSは、SNSのポイントに後押しされ、“Artist 100 ”前週3位から今週1位へとランクアップし、グループ/デュオとしてトウェンティ・ワン・パイロッツとの首位最多記録タイから単独TOPへ躍り出た。

 2014年に公開が開始した“Artist 100 ”は、音楽の消費行動の主軸である楽曲とアルバム・セールス、エアプレイ、ストリーミング、SNSでのファンのエンゲージメントなどの指標をもとにアーティストの動きを集計し、その人気度をランキングする多角的な週間チャートだ。BTSは、昨年6月に同チャートにてK-POPアーティスト初の首位をマークしている。

 今週“Artist 100 ”2位はビリーアイリッシュがキープしており、カリードは前週6位から3位、ポスト・マローンも7位から4位へとへランクアップし、アリアナ・グランデは5位に停滞している。

 最新の米ビルボード・アルバム・チャート“Billboard 200”で、『スペース・ビトウィーン』がソロとして初となるTOP10入りを果たしたサミー・ヘイガーは10位に初登場。ニールセン・ミュージックによると、週間ユニットは40,000で、そのほとんどが実売によるもので、今年4月にスタートしたコンサートのチケットとの連動(償還)が、売上に大きく貢献した。

 ヘイガーは、これまでにヴァン・ヘイレン1986年から2004年)、チキンフットのメンバーとして計7作のアルバムを“Billboard 200”TOP10に送り込んでいる。

 なお“Artist 100 ”首位最多記録は、テイラー・スウィフトの36週となっている。


◎“Artist 100 ”首位最多ランキング
36週 テイラー・スウィフト
31週 ドレイク
15週 ザ・ウィークエンド
13週 アリアナ・グランデ
11週 ジャスティン・ビーバー
11週 エド・シーラン
10週 アデル
7週 ブルーノ・マーズ
5週 BTS (防弾少年団)
5週 ケンドリック・ラマー
5週 ポスト・マロー

◎“Artist 100 ”TOP10(2019年5月25日付)
1位 BTS (防弾少年団)
2位 ビリーアイリッシュ
3位 カリー
4位 ポスト・マロー
5位 アリアナ・グランデ
6位 ピンク
7位 エド・シーラン
8位 リル・ナズ・X
9位 ルーク・クームス
10位 サミー・ヘイガー

BTS (防弾少年団)、米ビルボード・アーティスト・チャートで5週No.1を獲得した史上初のグループに