高齢者による自動車事故が連日報道されているが、ときに自転車でも、思わぬ危険につながることも。
22日、高速道路を80代の男性が自転車で走行するという出来事が発生。男性が高速道路に自転車で入った理由に、驚きの声があがっている。
■2キロ走行も「気づかず」
報道によると、現場となったのは大分県大分市の東九州自動車道上り線。男性が小さな白い自転車で走行しているのを通行車両の運転手が目撃し、それからおよそ10分後に県警が発見することになった。
注目すべきは、男性が高速道路に入った経緯。警察に対し、男性は間違えて高速道路に入ったこと、そして高速道路を走っていることに気づかなかったことを話しているというのだ。
なお、男性は大分米良インターチェンジ(大分市)から高速道路に入ったそうで、発見された地点ですでに約2キロ走行していた。
■「怖すぎる」「認知症では」
インターチェンジから高速道路に侵入し、そのうえで2キロ走っても異変に気づかない……。にわかには信じがたいこの出来事に、ネット上では驚きの声が相次ぐことに。
「自転車乗ってて高速を走ってることに気づかないなんて…」
「自分がもしこういう御老人を轢いたと想像すると、怖すぎるよね。賠償とか絶対したくないわ……」
「インターから乗った、って明確に言ってるのに、高速走ってることに気づかなかった?」
「料金所を素通りできる構造にも問題があるのかもね」
「これで事故したらもちろんドライバーの責任なんでしょうね?」
「たしかに田舎へ行くと高速道路のような一般道もあるが、自転車なら行き先を決めた時点である程度道を知ってないと迷うはずで、そこで当然、高速道路の有無を理解してないのなら認知症」
■約4割が「自転車も免許制に」
安全性に危機感を抱く人からは「免許制にするべきだ」との声もある自転車。しらべぇ編集部が全国の20代~60代の男女1,664名に「自転車」について調査したところ、4割が免許制に賛成と回答している。
事故が起こらなかったことが「不幸中の幸い」だった今回の出来事。しかし、高齢化社会がますます進むと、「誤って高速道路に侵入した高齢者を車がはね、その運転手が逮捕される」なんてことも起こるのかもしれない。
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【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2018年12月14日~2018年12月17日
対象:全国20代~60代の男女1,664名 (有効回答数)
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