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今週末は5月としては記録的な高温が予想されていますが、真夏も酷暑になるのでしょうか?気になる台風は?最新の3か月予報の資料をもとに6月から8月にかけての天候についてまとめました。

6月 梅雨前線の北上遅く

太平洋高気圧の本州付近への張り出しが弱く、梅雨前線の北上は平年に比べ遅くなる予想です。沖縄や奄美では梅雨前線の影響を受ける期間が長引き、梅雨明けは平年より遅くなる可能性があります。(平年の梅雨明けは沖縄は6月23日ごろ、奄美は6月29日ごろ)一方、九州から関東、北陸は梅雨前線の影響を受けにくく、平年に比べ曇りや雨の日が少ないでしょう。雨量は平年より少なくなりそうです。東北は6月後半になるとぐずついた天気が増えるでしょう。北海道の天気は平年同様に数日の周期で変わりそうです。
気温は、沖縄や奄美は平年並みですが、九州から北海道は平年並みか高い予想です。真夏を前に暑い日が多くなりそうです。

7月 梅雨明け遅れる?

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本州付近は梅雨前線の影響を受けやすいでしょう。沖縄や奄美は夏空の日が多くなりそうです。一方、九州から関東、北陸は梅雨空の日が多いでしょう。雨量は平年より多く、梅雨末期の大雨に警戒が必要です。梅雨明けが平年より遅くなる可能性もあります。東北もぐずついた天気の日が多いでしょう。(平年の梅雨明けは九州南部は7月14日ごろ、九州北部は19日ごろ、四国は18日ごろ、中国から関東甲信は21日ごろ、北陸は24日ごろ、東北南部は25日ごろ、東北北部は28日ごろ)北海道の天気は数日の周期で変わりそうです。
気温は、沖縄や奄美は平年より高いですが、九州から北海道は平年並みとなるでしょう。湿気が多く、蒸し暑い日が多くなりそうです。

8月 夏空少ない

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エルニーニョ現象が続き、太平洋高気圧の本州付近への張り出しは弱いでしょう。沖縄や奄美は強い日差しの照りつける日が多そうです。一方、九州から関東、北陸は夏空が少なくなるでしょう。天候不順の夏となる可能性があります。東北、北海道も平年に比べ晴れる日が少ないでしょう。太平洋高気圧の張り出しが弱いため、台風が日本付近に接近しやすくなる恐れもあります。
気温は、沖縄や奄美は平年並みか高いですが、九州から北海道は平年並みの予想です。去年は熊谷で全国の歴代最高気温を塗り替える41度1分を観測し、記録的に暑い夏となりましたが、今年は極端に暑い日は少なくなりそうです。

今年の夏 暑さは? 台風は? 3か月予報