日増しに暑さが厳しくなってきた。ツイッターには「5月にしてはちょっと暑すぎ」、「5月とは思えない暑さ」といったつぶやきが相次ぎ、「脱水症」に関する注意喚起も多く投じられている。

HITOWAケアサービスが展開する高齢者介護施設「イリーゼ」のウェブサイトによると、脱水症は軽度だと皮膚や唇、口の中の乾燥、めまい、ふらつきが見られ、中度になると頭痛や吐き気、おう吐や下痢など、明らかな体調異常があらわれることがある。また、体の水分量が不足し、汗や排尿の量が減る症状も出る。さらに症状が悪化すると、意識がもうろうとしたり、体のけいれんが起こったりする恐れがある。脱水症にならないために、「自分の体が十分に水分摂取できているか」を見定めるうえで、簡単な方法があるようだ。

尿の色や回数で水分補給状態を見極める

日本コカ・コーラコーポレートサイトコカ・コーラ ジャーニー」内にある「水分補給の基礎知識。」で1つの判断方法が紹介されている。同ページでは、Center for Human Nutritionの前ディレクターで、米ネブラスカ大学運動部門と米国オリンピック委員会の栄養コンサルタントを務めた水分補給の専門家・Ann Grandjean氏のコメントを引用、ほとんどの運動選手や健康成人の場合、尿の色や回数を見ることで自分の水分補給状態を見極められるという。コメント内容は、こうだ。

「『明るい麦わら』色や淡い黄色の尿は十分な水分補給が行われていることを示します。濃い色の尿は、水分を十分とっていないことを表します。ただし、一部の薬やビタミン剤が尿の色に影響を与える可能性があります。また、1日の排尿回数も、指標となります。健康な人は、少なくとも1日に4回排尿するはずです」

また、同氏は「喉の渇きという訴えも無視すべきではない」とも指摘している。だがそれは、「水分摂取の状態を示す正確な指標」にならないことがあるのだ。

「喉の渇きは身体の水分バランスマイナスであり、さらに水分を必要としているという生物学的シグナルではあるのですが、それを感じないからといって、水分補給が必要ないということではありません」(Ann Grandjean氏)

喉の渇きを感じたらすぐに水分補給をする。そうでなくとも、こまめに水分をとることが望ましいようだ。<J-CASTトレンド>

尿の色や回数で水分補給状態を見極め、脱水症を回避