ニューヨーク 24日 ロイター] - 原油先物は24日の米国時間の取引で、米英での3連休を控え約1%上昇した。ただ週間ベースでは、在庫増のほか世界経済に対する懸念が重しとなり、米原油先物は年初来で最大の下げを記録した。

清算値は、北海ブレント先物<LCOc1>が0.93ドル(1.4%)高の1バレル=68.69ドル、米WTI先物<CLc1>が0.72ドル(1.2%)高の58.63ドル。

週間ベースでは北海ブレント先物が約4.5%下落。米WTI先物は約6.4%下落し、週間の下落としては昨年12月以来の大きさとなった。

リッターブッシュ・アンド・アソシエーツのプレジデント、ジム・リッターブッシュ氏は「関税引き上げの影響を受ける米企業は、調達や在庫に関して米経済成長を押し下げる方向の決定を行う可能性がある」とし、「こうしたことで米国の原油需要が影響を受ける」と指摘。「米WTI先物の次の支持線は56ドルとみているが、これを下回る場合は米中通商問題に大きく影響される米株価の下落と連動する公算が大きい。通商問題に何らかの進展が見られるまで全ての市場でボラティリティーが高い状態が続く」と述べた。

一方、コメルツ銀行のアナリストは「このところの原油価格の下落を踏まえると、サウジアラビアが増産に意欲的であると思えない」とし、「原油価格は当面は上昇する」との見方を示した。

来週27日は米国ではメモリアルデーの祝日、英国では春のバンクホリデーのために休場となる。