小田急電鉄が「小田急ファミリー鉄道展2019」を開催。3000形「SE」と70000形「GSE」という新旧の特急「ロマンスカー」車両や、保守作業車を展示したほか、車内アナウンスなど普段はできない体験イベントも行われました。

2日間にわたる、年に1度のイベント

小田急電鉄が2019年5月25日(土)、海老名駅神奈川県海老名市)に隣接する海老名電車基地と商業施設「ビナウォーク」で「小田急ファミリー鉄道展2019」を開催しました。年に1度開催されているイベントで、今年で19回目です。

第1会場の海老名電車基地では、1957(昭和32)年に登場した3000形電車「SE」と、2018年3月にデビューした70000形電車「GSE」の新旧特急「ロマンスカー」車両を展示。小田急電鉄によると、3000形「SE」と70000形電車「GSE」の共演は、これが初めてだそうです。3000形「SE」は鉄道友の会選定による第1回の「ブルーリボン賞」、70000形電車「GSE」は第62回の「ブルーリボン賞」を受賞しています。

新旧「ロマンスカー」以外にも保守作業車が展示され、レールのゆがみを直す「マルチプルタイタンパー」、架線点検用の「タワー車」、レール運搬車などが登場しました。

体験イベントも実施しています。事前募集で選ばれた5歳から小学校6年生までの子どもを対象とした運転士体験や、車内アナウンスや行先種別表示などの操作体験、ホームや踏切に設置されている「非常停止ボタン」の模擬体験などです。

第1会場には、小田急の公式グッズショップ「TRAINS」や、小田急グループをはじめとする鉄道各社のグッズ販売コーナーもあります。

また第2会場の「ビナウォーク」では、子ども向け制服を着用できる記念撮影会(有料)や、小田急バスグループ会社によるグッズ販売、ステージイベントなどが行われています。

小田急ファミリー鉄道展 2019」は、あす5月26日(日)も開催。時間は第1会場が10時から15時30分まで、第2会場は10時から16時までで、入場無料です。

海老名電車基地で展示された3000形電車「SE」(左)と70000形電車「GSE」(2019年5月25日、伊藤真悟撮影)。