明治安田生命J1リーグ第13節が札幌ドームで25日に行われ、北海道コンサドーレ札幌vsガンバ大阪は0-0のドローに終わった。

ここ2試合得点がなく、2戦未勝利で7位の札幌は、コパ・アメリカの代表に選ばれた菅と、キリンチャレンジカップの代表メンバー入りを果たした鈴木がスタメン。中野も7試合ぶりの先発となり、負傷欠場が続いたジェイがベンチ入りした。

一方、14位のG大阪は前節、若手抜擢&システム変更の大阪ダービーで8試合ぶりの白星。今シーズン初の連勝がかかる今節に向けては、出場停止明けのキム・ヨングォンをベンチに置くなど、ダービーと同じ11名をスタートから起用した。

試合は前節に引き続き[3-1-4-2]の布陣を用いたG大阪アンカーに入る矢島を中心にテンポよくボールを繋ぎ、主導権を握る入りに。そのなかで、幾度かシュートの形を作りだした札幌だが、球際で強さをみせる相手守備網にひっかかる。

徐々に局面での崩しに鋭さがかいま見え始めた札幌だが、G大阪が相手のお株を奪うかのようなパスワークで優位に。そのなかで攻撃の糸口を探ると、33分に敵陣中央の位置で福森にFKのチャンスが巡ってくるが、GK東口の牙城を崩せない。

素早い帰陣で札幌の攻撃を凌ぐG大阪は前半終了間際、バイタルエリア中央の引いた位置からアデミウソンが最終ラインのスペースに縦パス。これを受けたボックス中央の倉田が宮澤のマークを受けて倒れるが、ノーファウルの判定となる。

ゴールレスで折り返した札幌は、出足の鋭さでG大阪を上回ると、53分に右サイド深くのボックス外で得たFKのチャンスから福森が直接。スピードのあるボールがニアサイドを突くが、GK東口のファインセーブに阻まれ、先制とはならない。

やや押し込まれ気味のG大阪は局面で身体を張った守備で耐え凌ぎながら反撃。札幌が60分に宮澤と荒野の交代に動いたなか、62分にカウンターの形に持ち込み、バイタルエリア中央の位置から倉田が右足シュートを放つが、枠の左に外れる。

前半と打って変わり、ボールの支配率でも優勢の札幌。敵陣左サイドで獲得したFKのチャンスから、そのタイミングでピッチに入ったジェイがさっそくヘディングシュートを放つが、コースが甘く、GK東口に難なくキャッチされてしまう。

後半に入り、守備の時間が長く続くG大阪は83分から85分にかけて、高江、アデミウソンに代えて、食野と今野を立て続けに投入。89分にチャナティップを下げて金子を送り出してきた札幌を相手に辛抱強い守りから先制ゴールを狙っていく。

そのなかで、試合終了間際に高い位置でのボール奪取からカウンターに持ち込むが、ファン・ウィジョの左足シュートは相手GKの正面。札幌は3試合連続無得点で3試合勝利なしとなり、敵地で1ポイントを手にしたG大阪は2戦無敗としている。

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