ビートルズ創成期のドイツハンブルク時代を描く舞台「BACKBEAT」が東京・東京芸術劇場プレイハウスで開演。公開稽古が行われ、戸塚祥太(A.B.C-Z)、加藤和樹、辰巳雄大(ふぉ~ゆ~)、JUON(FUZZY CONTROL)、上口耕平らキャストが取材に応じた。

【写真を見る】加藤、辰巳がノリノリで両隣から主役の戸塚をアピール!

絵の才能をもつスチュアート・サトクリフ(戸塚祥太)は、親友のジョン・レノン加藤和樹)に誘われ、ロックバンドにベーシストとして加入。2人とポール・マッカートニー(JUON)、ジョージ・ハリスン(辰巳雄大)、ピート・ベスト(上口耕平)ら5人は“ビートルズ”として、巡業で訪れたドイツハンブルクで頭角を現していく。

ビートルズの物語だけに、劇中では20曲あまりを生演奏。戸塚は「(演奏は)ばっちりです! スタッフさんから呼ばれるときに『ビートルズのみなさん』と呼ばれるので、非常に気分がいい(笑)」と手ごたえを語り、辰巳も「これが令和のビートルズです!」とにっこり。バンド演奏の練習を「不安どころじゃないでしょ」(加藤)「絶望くらいからのスタート」(戸塚)と振り返った。特にギター初挑戦の辰巳は「初めてで、何もできなくて。最初に(翻訳・演出の)石丸さんの前で弾いたとき、お前マジか、っていう(リアクションだった)…」と告白。制作発表でも明かしたように1日8時間の猛練習を続けたそうで、石丸は「本当に素晴らしい! (バンドとしての)グルーブを生むのが早かった」と“令和のビートルズ”を称賛した。

石丸が「こんな作品、見たことないし作ったこともない。本当はチューニングが必要だけどきっかけが来たらすぐ演奏に入ったり、みんなの細かな努力があってできている」と太鼓判を押すと、辰巳は「(開演が)楽しみ~!」と大興奮。「楽しみな気持ちが漏れちゃってる!」と一同にツッコミを浴びていた。

「とにかくロックに始まり、いっときも速度を落とさずに千秋楽まで駆け抜けていきたい」と締めくくった戸塚。加藤とがっちり肩を組んで降壇し、親友役にふさわしい絆が垣間見えた。

本公演は同所のほか、6/23まで兵庫、愛知、神奈川で公演。(ザテレビジョン

ロックなポーズを決める戸塚祥太、加藤和樹、辰巳雄大ら