おむつ交換台romrodinka/iStock/Getty Images Plus/写真はイメージです)

23日、人気音楽バンド「SEKAI NO OWARI」のSaoriがツイッターを更新。日本の育児環境に問いかけつつ、男性も育児しやすいように対応している企業をリスペクトするような内容に共感の声が相次いでいる。

 

■なぜ女性トイレだけ?

Saoriが育児環境に対して気になっているのは、「なぜ女性トイレにオムツ交換台があるのに、男性トイレにはないことが多いのだろう。それってどういうことだろう」とのこと。確かに、男性トイレにはベビーチェアはあってもオムツ交換台はないことも多い。

十数年前まで女性がオムツ交換をすることが多かったのは事実だが、昔と比べて現在では夫が子供の面倒を見るケースも格段に増えている。それでも女性トイレにだけ設置されているのは「女性に育児をしてほしい」と感じてしまうことを伝えたいようだ。

 

続けて「男女両方もしくは多目的トイレにオムツ交換台が設置されている企業はイケてる企業だと思う」と綴っており、批判だけでなくイケてる企業という言葉を使い理想を提示してツイートを締めた。

 

■共感の声が殺到

オムツ交換台に対するSaoriの疑問と理想像に「すごくわかる」と共感の声が相次いだ。

「すごく共感です。あと、トイレによっては子供を座らせておくベビーチェアが設置されていない場合もあり、小さいお子様がいるかたは不便だろうなぁと感じます」

 

「すごく分かります。歩くようになると、壁に着いてる赤ちゃん用の椅子があるともっとイケてると感じます。母が「ついでにトイレ」って時、椅子がないと鍵開けちゃうので」

 

「それすっごくわかります! 夫婦で子育てするのになんかママ任せな社会な気がしちゃいますよね」

 

■「男女の役割分担」は少数派

日本ではかつて「男は仕事、女は家事」といった価値観もあったが、最近では変わりつつある。しらべぇ編集部が全国20〜60代の男女1,332名を対象に「家庭での男女の役割」について調査したところ、「男は仕事、女は家事すべき」という回答は2割を下回っている。
性的役割分担

男性の育休が取りづらいと言われていたり、男子トイレにオムツ交換台がない等、日本の育児環境はまだまだ改革が必要なのかもしれない。

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(文/しらべぇ編集部・Aomi

【調査概要】 方法:インターネットリサーチ「Qzoo」 調査期間:2017年3月24日~2017年3月27日
対象:全国20代~60代の男女1,332名(有効回答数)

セカオワSaoriがオムツ交換台に疑問 「なぜ男子トイレにないの?」との意見に共感が相次ぐ