頭を抱える(itakayuki/iStock/Getty Images Plus/写真はイメージです)

悲しいときにもうれしいときにも、人は涙を流す。しかしどちらの涙も、人前では見せたくないと考える人も多いようだ。

 

■4割以上は「1ヶ月以上泣いていない」

しらべぇ編集部では全国10〜60代の男女名1,732名を対象に、「涙について」の調査を実施。

ここ1カ月以上泣いていないグラフ

「ここ1ヶ月以上泣いていない」と答えた人は、全体で44.7%と高い割合になった。

 

■男性はたやすく泣けない

性年代別では、すべての年代で女性よりも男性の割合が高くなっている。

ここ1カ月以上泣いていない性年代別グラフ

男性は小さい頃から、たやすく泣くものではないと教えられているのだろう。

「やっぱり『男が泣くもんじゃない』とかの言葉が、心の片隅にあるんだと思う。感動したときや悲しいときに目頭が熱くなってきても、がんばって止めようとする癖がついている」(30代・男性)

■女性は年齢が上がるほど泣けない

女性は年代が上がるほど、泣いていない割合が増えている。年を取ると涙腺が弱くなると言われているが、実際に泣いているのは若い世代なのだ。

「子供が笑っている姿を見ただけで泣きそうになるから、涙腺が弱くなっているのは間違いない。ただ、涙を流すところを、周囲に見られるのは恥ずかしい気持ちがある。

 

だから泣きそうなときでも、なんとかこらえて涙を流さないようにしている。たしかに若い頃のほうが、なにも考えないで泣けてた気がする」(40代・女性)

 

■感情を抑えるのはよくない

無理に感情を抑えるのは、精神的によくないとの意見もある。

「涙をこらえるのは、それだけ自分の感情を抑えていることになる。それは心に対して、かなり健全ではないことだと思う。もっと自分の気持ちに正直になって、泣きたいときにはちゃんと泣いたほうがいいのに」(30代・女性)

 

「女の涙は武器」と言われるからこそ、たやすく泣きたくないという人も。

「女性に泣かれると、戸惑う男性は多いと思う。泣くことによって『泣いたら許されると思ってる』と思われるのも嫌。だから職場など公の場では、できるだけ泣きたくない」(20代・女性)

 

たまには自分の気持ちに正直になって、涙を流してみるのもいいかも。

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(文/しらべぇ編集部・ニャック

【調査概要】 方法:インターネットリサーチ「Qzoo」 調査期間:2019年3月22日~2019年3月27日
対象:全国10代~60代の男女1,732名(有効回答数)

1ヶ月以上泣いていない人の割合は… 男性に多い理由は小さな頃からの教えも