明治安田生命J2リーグ第15節の5試合が26日に各地で行われた。

白波スタジアムで行われた鹿児島ユナイテッドFCvsアビスパ福岡は、1-0で福岡が勝利した。

連敗は逃れない18位・鹿児島(勝ち点14)と、4試合白星がない21位・福岡(勝ち点12)の“九州ダービー"。ホームの鹿児島は12分、中盤でボールを持った五領がボックス手前からミドルシュートを放つが、GKセランテスの正面に飛んでしまう。

序盤こそ鹿児島ペースで試合が進んだが、徐々に福岡も反撃。36分、ボックス左外でボールを持った石原が右足でゴール前に絶妙なクロスを送る。ここにヤン・ドンヒョンが飛び込んで頭で合わせるも、GKアン・ジュンスが右手一本で弾くビッグセーブに阻まれ、先制点を奪うことができない。

後半に入ると、鹿児島に決定機。56分、敵陣ボックス右で五領が相手からボールを奪取し、そのままGKとの一対一を迎える。しかし、左足で放ったシュートはクロスバーに直撃し、先制のチャンスをモノにすることができない。

冷や汗をかいた福岡。しかし、迎えた64分、敵陣中央左でスローインを受けたヤン・ドンヒョンが右足でゴール前にライナー性のクロスを供給。これに反応していた松田がフリーでヘディングシュートを放ち、ゴールネットを揺らした。

待望の先制点を奪った福岡はその後、鹿児島の反撃を受けたが、GKセランテスを中心とした集中したディフェンスでシャットアウト。九州ダービーを1-0で制した福岡が、自動降格圏を脱出し、暫定19位に浮上している。


また、NDソフトスタジアム山形で行われたモンテディオ山形vsツエーゲン金沢は、ゴールレスドローで終了。前日に行われた愛媛FCvs水戸ホーリーホックで、水戸が1-0で勝利し、勝ち点を30に伸ばして暫定首位に浮上していたため、山形(勝ち点29)は首位陥落となった。

三協フロンテア柏スタジアムで行われた柏レイソルvs大宮アルディージャは、1-1の引き分けに終わった。柏が28分にオルンガのゴールで先制したが、大宮も途中出場のフアンマ・デルガドがゴールネットを揺らし、ドローに持ち込んだ。

明治安田生命J2リーグ第15節
▽5/26(日)
鹿児島ユナイテッドFC 0-1 アビスパ福岡
モンテディオ山形 0-0 ツエーゲン金沢
栃木SC 1-1 ファジアーノ岡山
柏レイソル 1-1 大宮アルディージャ
岐阜FC 1-2 FC町田ゼルビア

▽5/25(土)
京都サンガF.C. 2-0 レノファ山口
V・ファーレン長崎 1-0 徳島ヴォルティス
東京ヴェルディ 1-1 ジェフユナイテッド千葉
ヴァンフォーレ甲府 2-1 横浜FC
愛媛FC 0-1 水戸ホーリーホック
FC琉球 2-1 アルビレックス新潟

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