昨年暮れの有馬記念を勝利したブラストワンピースは、59キロを背負って目黒記念に参戦するも8着に敗れた。直線半ばでは伸びてくるかと思われたが、レコードが出るほどの速い決着をラストは流れ込むようにゴール。大阪杯に続いて1番人気に応えることは出来ず、グランプリホースの貫禄は見せられなかった。

8着 ブラストワンピース
池添謙一騎手
「条件は悪くなかったです。リズムよく走ってくれました。長く良い脚を使うので直線では進路確保してから追い出しました。一瞬反応してくれましたが、同じ脚色になってしまった。返し馬もいつもよりフットワークも硬めでした。これから良くなる感じのフットワークでしたし、そのあたりが影響したのかなという感じがします」

レース結果、詳細は下記のとおり。

 26日、東京競馬場で行われた12R・目黒記念(G2・4歳上オープン・ハンデ・芝2500m)で3番人気、D.レーン騎乗、ルックトゥワイス(牡6・栗東・藤原英昭)が快勝した。1.1/4馬身差の2着にアイスバブル(牡4・栗東・池江泰寿)、3着にソールインパクト(牡7・美浦・戸田博文)が入った。勝ちタイムは2:28.2のレコード(良)。

 1番人気で池添謙一騎乗、ブラストワンピース(牡4・美浦・大竹正博)は8着、2番人気で武豊騎乗、ムイトオブリガード(牡5・栗東・角田晃一)は5着敗退。なお、9番のアドマイヤエイカンは競走中止となっている。

【目黒記念】藤田菜七子が伝統のハンデ戦にアクションスターで参戦するも9着

ブラストワンピースは8着敗退

【目黒記念】ブラストワンピース伸び切れず8着…池添「同じ脚色に…」

 D.レーン騎乗のルックトゥワイスが直線大外から豪快に差し切って重賞初制覇を飾った。スタートでやや挟まれ加減となり後方2番手から。レースは軽快に流れて、終始11秒台後半を刻むハイラップでレースは流れた。勝負どころから手応え良く直線に向くとじわじわと前に迫り、ラストまでしっかりと伸びて見事に差し切った。

 1番人気のブラストワンピースは直線伸びることなく8着に敗退。鞍上の池添謙一騎手は「一瞬反応して同じ脚色になった」と首を傾げるようにレースを振り返った。

ルックトゥワイス 19戦6勝
(牡6・栗東・藤原英昭)
父:ステイゴールド
母:エスユーエフシー
母父:Alzao
馬主:飯塚知一
生産者:追分ファーム

【全着順】
1着 ルックトゥワイス
2着 アイスバブル
3着 ソールインパクト
4着 ゴーフォザサミット
5着 ムイトオブリガード
6着 ウインテンダネス
7着 チェスナットコート
8着 ブラストワンピース
9着 アクションスター
10着 パリンジェネシス
11着 ケイティクレバー
12着 ポポカテペトル
(競走中止) アドマイヤエイカン