メキシコ戦の当日に19歳の誕生日を迎えた宮代、2ゴールを叩き込んで3-0勝利に貢献

 U-20日本代表は現地時間26日、ポーランドで行われているU-20ワールドカップ(W杯)グループリーグ第2戦のメキシコ戦に臨み、前半にFW宮代大聖(川崎フロンターレ)が先制ゴール、後半にFW田川亨介(FC東京)、さらに宮代がこの日2点目のゴールを決めて3-0で快勝した。試合日に19歳の誕生日を迎えた宮代は「練習していた」と先制ゴールを自画自賛している。

 前半21分にスコアが動く。MF藤本寛也(東京ヴェルディ)のパスから走り込んだ宮代が左足を振り抜き、シュートはゴール右隅に吸い込まれた。宮川は田川の名前を出し、藤本のパスに反応してボールを背後に逸らす形となったプレーに言及。「キョウスケくんが良い感じにすらしてくれた」と感謝の意を示している。その一方で「練習中からああいうダイレのシュートは練習していたので、それが上手く出てよかった」と語り、自信と安堵の両方を滲ませている。

 後半7分には右CKからで田川がヘディングで追加点を奪うと、同32分に田川からのスルーパスに宮代が抜け出し、この日2点目を叩き込んだ。日本が3-0とメキシコに勝利し、2試合を終えて1勝1分の勝ち点4でグループリーグ突破へ前進している。

 このメキシコ戦が行われた26日は、宮川の19歳の誕生日。自らの誕生日を祝う2ゴールと強烈なインパクトを放ったアタッカーは、「チーム全体として粘り強く戦えた結果が3-0だった」と振り返った。“バースデー弾”に浮かれる様子は一切なく、「まだ何も(突破は)決まっていない。次に向けてしっかり準備したい」と冷静沈着。29日に控える第3戦イタリア戦に照準を合わせている。(Football ZONE web編集部)

U-20日本代表FW宮代大聖【写真:Getty Images】