チェルシーに所属するエンゴロ・カンテがトレーニング中に負傷してしまったようだ。27日、大手メディア『フォックス・スポーツ』が伝えている。

 カンテは5日に行われたプレミアリーグ第37節・ホーム最終戦(ワトフォード戦)の前半10分にハムストリングを負傷し途中退場。続くヨーロッパリーグ(EL)準決勝セカンドレグ、リーグ最終節は欠場していた。

 予定よりも早く回復したカンテは先週からチームトレーニングに復帰。フルメニューを消化し、アーセナルと対決するEL決勝に出場することが濃厚と見られていた。しかし、25日に行われたトレーニング中に今度はヒザを負傷。これにより、EL決勝の出場が危ぶまれることとなった。

 6年ぶりのEL制覇を目指すチェルシーだが、シーズン終盤にケガ人が続出している。主力として活躍していたドイツ代表DFアントニオ・リュディガーが左ひざを負傷した他、イングランド代表FWカラムハドソン・オドイと同代表MFルベン・ロフタス・チークはアキレス腱を断裂。さらに、カンテが負傷してしまったことで台所事情はより苦しくなっている。

 チェルシーアーセナルによる“ビッグロンドンダービー”となったEL決勝は、5月29日アゼルバイジャンのバクーにて開催される。

EL決勝出場が危ぶまれるカンテ [写真]=Getty Images