緊急SOS!池の水ぜんぶ抜く大作戦』の収録が26日(日)、大阪・万博記念公園で行われ、収録後に番組MCの田中直樹(ココリコ)が記者会見に応じた。この番組は、日本各地にある様々な池の水を抜いて、その池に棲む外来生物の捕獲や、在来生物の保護、また個人では解決できないような問題を抱えた池の手助けをしている。


今回、田中が水を抜いたのは、万博記念公園内にある「松の池」。「ウシガエルが増えてきている」というSOSを受けて繰り出した。

大阪・豊中市出身の田中にとって大阪万博公園は身近な場所だったそうで、
「子どもの頃は遠足で来ましたし、中学の野球部の仲間とエキスポランドに遊びに来たりしていました。
最近だと、プライベートで3年ほど前にニフレルにも行きました」とふり返った。
「でも、公園の全容は把握していなかったですね。『池なんてあったっけ?』という認識だったんですが、
実際には15個もあって、しかもそれが全て小川でつながっているようなつくりになっていること自体を
知らなかったので驚きました。緑と水の環境づくりにとても力を入れている公園だと初めて知りました」
と語った。

この日、池の水を抜いた結果、ウシガエルが5匹、ウシガエルのオタマジャクシが400匹以上、
他にもメダカザリガニ、コイ、モツゴ、ハゼなど多くの生物が見つかった。

田中は「ウシガエルのオタマジャクシの数が400匹以上だったことにびっくりしましたね。
反対に、メダカが1000匹以上いたというのはとてもいいニュースでした」と充実の表情。
メダカを食べるブラックバスブルーギルが1匹もいなかったんです。だからそれだけの数のメダカが生きていけるんだと思います。ブラックバスブルーギルが人の手で意図的に捨てられた形跡もないし、池のゴミも少なくて、皆さんで公園を守ろう、綺麗にしていこうという思いが感じられて素敵だと思いました」と感想。

ウシガエルのオタマジャクシが400匹に対し、ウシガエル自体が5匹だったことについては、
「ウシガエルは警戒心が強いので、少しでも人の気配を感じたらそれだけで隠れてしまう。もしかしたら小川を渡って逃げてしまったのかも」と考察。「ウシガエルは雑食で、小さい鳥の雛でも食べちゃうくらいなので、
そのまま放っておくとメダカも危ないと思います。あと、絶滅危惧種ニホンアカガエルがこの池にもいるん
ですが、これもウシガエルに食べられてしまうかもしれないので、やはり分けてあげないとこのままでは
ニホンアカガエルもいなくなってしまうかも」と力説。動物好きも手伝い、つい熱く語ったあと
「饒舌になっちゃいましたね。ましてや地元の池なので」と照れ笑いを浮かべた。
また、今回の収録には田中の母校である大阪府立桜塚高等学校の生徒たちや豊中市立第四中学校の化学教師ら
約40人も参加。「皆さん、すごく頼もしかったです。今の高校生ですし、女の子もたくさん参加していたので、
気持ち悪がったり怖がったりするのかなと思いきや全然そんなことなくて。積極的に生き物と向き合っていたのでびっくりしました。それに、学年によって役割分担するなどしっかり考えて動いてくれたのですごいなと
思いました」と後輩の頼もしさににっこり。「化学の先生も『現場を見ることがすごく大切』とおっしゃっていたので、今回のことが化学部の活動に生かされたらいい。先生方が現場で経験したことを伝えるのは、
とても意義のあることだと思います」と思い入れたっぷりに語った。

また、これまでの『緊急SOS!池の水ぜんぶ抜く大作戦』のロケで、もっとも衝撃を受けた出来事を尋ねられた際は「ウーパールーパーがいたことですね(2017年11月26日放送 横須賀市・光の丘水辺公園)。ワニガメカミツキガメも驚きますし、どこかでまだ『もしかしたらいるかも?』と予想できるんですけど、ウーパールーパーは全く想像していなかったので、今までで一番びっくりしました」とふり返った。

今後、出動してみたい池については「子どもの頃は服部緑地が一番身近な公園でした。池で釣りをしたり、
ザリガニ釣ったり、思い出のある公園です。買ってもらったばかりの大事なルアーを落とした思い出もあります。もし出てきたらすごいけど、40年ぐらい前です(笑)」と記者陣を笑わせた。

緊急SOS!池の水ぜんぶ抜く大作戦』で大阪の池の水を抜いたのは万博記念公園「松の池」で5カ所目。
今回の出動に対し、「あまり帰る機会がないので、これを機会にまたお仕事で帰ってこれたらいいですね。
まだ実家もあるし、姉もいるので(笑)」と地元に思いを馳せた。

番組名:「緊急SOS!池の水ぜんぶ抜く大作戦
放送日時:2019年6月16日(日)よる7:54~9:54
HP:https://www.tv-tokyo.co.jp/ikenomizu/

配信元企業:テレビ大阪株式会社

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