6月30日(日)まで群馬県のハラ ミュージアム アークで「Yの冒険-原美術館コレクション」が開催されている。

【写真を見る】横尾忠則 「戦後」 1985年(2017年ハラ ミュージアム アークでの展示風景) Tadanori Yokoo

冒険や挑戦を繰り返し、独自の表現スタイルを築いてきたアーティストたち。同展では、原美術館のコレクションから、大型の横尾忠則作品5点とやなぎみわ作品7点を中心に、日本で、昭和・平成と時代を疾走してきた「頭文字(イニシャル) Y」の作家たちによる創作の軌跡を辿っていく。

横尾忠則作《戦後》は、磯崎新による特製フレームインスタレーション(再制作)付きで公開。また、期間中の6月28日(金)14:00~は、先着50名で横尾忠則氏を招いた講演会「Meet the Artist: 横尾忠則」が開催される。ハラ ミュージアム アーク設計者でもある磯崎新氏との交流や、原美術館での個展の思い出、最近の作品や現在気に掛けられていることなど、多彩な創作活動で長年にわたり時代を牽引し続ける横尾氏の生の声を聞き、「横尾ワールド」の一端を垣間見る貴重な機会となっている。伊香保観光も兼ねて、週末はハラ ミュージアム アークへ出かけてみよう。(東京ウォーカー(全国版)・ウォーカープラス編集部)

横尾忠則「誰か故郷を想わざる」2001年 Tadanori Yokoo