オーストラリア ニューサウスウェールズ州、シドニーメトロノースウェスト線が、5月26日に開業。営業運転を開始した。

同路線は、丸紅が出資参画する NRT Pty Ltd. が、パブリック・プライベート・パートナーシップ事業権を獲得している。

オーストラリアで初めて全自動運転鉄道システムが採用されたシドニーメトロノースウェスト線は、 NRT Pty Ltd. がパブリック・プライベート・パートナーシップ事業権を獲得した当時、オーストラリア最大の交通 パブリック・プライベート・パートナーシップ事業案件。

同プロジェクトでは、総延長36kmの路線に22編成(132 両)の全自動運転鉄道車両を供給。
8駅の新線建設、5駅の既存路線の改修、4000台の駐車場を建設し、今後15年間にわたって NRT Pty Ltd. が運行・保守を担う。

また、オーストラリア初のプラットフォームスクリーンドアを全13駅に設置した。

列車の運行は、朝夕の通勤・通学ラッシュ時4分間隔。人口増加が続くシドニー北西地区の交通渋滞解消が期待されている。

丸紅は2011年、オーストラリアのゴールドコースト市を走る路面電車システムのパブリック・プライベート・パートナーシップ事業者の最大株主として参画。

オーストラリアでの交通パブリック・プライベート・パートナーシップ事事業を重点分野と位置付け、事業展開を図ってきた。