柔らかさの中にもシュッと

女性のカラダを比喩する重要なキーワードと言えば、「丸みと柔らかさ!」と、たびたび繰り返してきていますが、どこもかしこも丸ければいいというものでもない、というのもまた事実。ともすれば、ただのオバサン体形になってしまいかねないという、悩ましいバランスがあるようです。

ところで、これまでにもさまざまなボディパーツについて考察をしてきていますが、<男性はたくましく、女性はしなやかさを感じさせる>部位の一つに、首筋があります。

色香さえただよう首まわり

夏を目前に控え、気温は上昇、服装もますます軽やかになってゆくわけですが、真冬にはタートルネックやマフラーなどで隠して(温めて)いる首まわり、最近の暑さ、もうすでに肌見せが始まってくるのではないでしょうか?

襟元の開いたトップスを着た時に、首まわりや肩まわりに、たくましさや重たさを感じさせていませんか?

すらりと伸びて軽やか、そして色香すら漂わせるような首筋を作るためのキーワードの一つ、それは胸鎖乳突筋(きょうさにゅうとつきん)です。

キーワードの胸鎖乳突筋とは

骨ではないけれど、ほどよい「骨っぽさ」を感じさせる筋肉、それが胸鎖乳突筋。普通に正面を向いている時にはわかりにくいのですが、姿勢を正して正面を向いてから、顔の向きをゆっくり右にズラしてみましょう。

この時に、左耳の下から鎖骨の内側に向かって斜めに突起しているのが、胸鎖乳突筋です。

名前の通り筋肉ですが、細長く伸びているその見た目が、ちょっと「骨っぽさ」を感じさせますね。

これだけで印象を変える!

この突起の有無だけで、上半身全体の印象を左右してしまうほど、意外に侮れない部位であります

首を太くするような筋肉はいらないけれど、細長く魅せる筋肉はぜひ目立たせたい!

そのために押さえておきたい二つのポイントについて、順にご説明しますね。

美しい首筋を作る

美しい首筋ポイントその1:コリをほぐして巡りよく

首まわりのどっしり、ぼってりした印象のほとんどは肩コリ、首コリや循環の悪さから作られます。

・朝一番に大きく伸びをしながら深呼吸。
・肩(肩甲骨イメージ)を大きく前から後ろに回す。
・両手を腰の後ろで組んで、斜め下に引き下げ肩甲骨の可動性を促す。
・毎日のスキンケアの際、お顔だけではなく首~デコルテまで伸ばしてお手入れ。
お風呂では湯船に浸かって温まる。
・時々、ゆ~っくりペースで首を回す。

上記のいずれも、よし!と気合を入れて行うような特別なことではなく、日常の中に上手に取り入れることによって習慣化させてしまえるようなものです。

ぜひ、気軽に取り入れてみてください。

美しい首筋ポイントその2:ヨガポーズ

【三角のポーズ

①両脚を左右に、広め(肩幅の倍くらい)に開いて立つ。
②右のつま先は真横に開いて、左のつま先は正面に向けておく。
③息を吸いながら両手を左右に肩の高さくらいまで開き、吐きながら上半身を右に倒す。この時、へそや胸が下に向かないよう、しっかり正面向きに開いたままになっているか意識。
④左手は天井に向けてすっと伸ばし、手のひらをへそや胸と同じ向きに。右手は右脚に軽く添えてOK。この姿勢のまま、ゆったり5呼吸キープ。余裕があれば目線も天井に向けてみる。
⑤次に、息を吸いながら上体を起こし、吐いて両手も下ろす。
⑥つま先の向きを左右逆にして、反対側も③~⑤の要領で行う。

ここでご紹介した三角のポーズは、頭を横向きで支える姿勢になるため、肩コリがある方にとっては、ちょっと強度を感じるかもしれません。ポイント1でご紹介した<肩コリ改善習慣>とセットにして行っていただければと思います。

美しい首筋ポイントおまけ】:マッサージ

正面を向いた姿勢から右を向いた時、左耳の下から鎖骨に向かって指先を使ってマッサージ(突起を小刻みにつまみながら手を上下させます)。反対側も同様に行います。

リンパの巡りを促すことも期待でき、首のラインがすっきりしてきます。

いかがでしたか?

引き締めのためでも、ボリュームアップのためでもないけれど、一種の筋トレと呼べるのかもしれないこの胸鎖乳突筋エクササイズ。これで胸鎖乳突筋を目立たせると、ふとした動作の余韻でふわりと感じさせる色香。そんなものを含んでいるように思えてなりません。

スリムなだけでない「スマートな」印象を残す色気、ぜひ、味方につけちゃいましょう!

KIE(よしずみ きえ)
YOGA surya主宰、ヨガインストクター。通常のスタジオレッスンの他、プライベートレッスン、イベントレッスンや動画講座などで活動中。また自身も、美と健康の追究に情熱を燃やす。

色香を感じる首筋を作る二つのポイント