OSK(宇佐美愼治社長)は、統合型グループウェア「eValue NS 2nd Edition」の後継製品「eValue V」に、グループウェア活用範囲の拡張や、特定の業務・業種の効率向上を実現する機能を搭載した新バージョンを5月28日に発売した。

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 eValueは、92年のグループウェアリリースから、企業の情報共有を支援してきた。「働き方改革」により業務効率向上を促進するグループウェアの重要性が高まるなか、昨年秋に新たな統合型グループウェアeValue Vとして一新した。予定を共有し日々の活動のパフォーマンスを向上するスケジューラ、円滑な情報流通を実現するコミュニケーション、社内情報資産の一元管理を促進するドキュメント管理、内部統制基盤を確立するワークフローという4つのモジュールを提供し、情報の可視化による作業効率化と業務精度の向上に貢献する。

 今回の機能強化では、セゾン情報システムズ(内田和弘社長)が提供する「PIMSYNC」と連携し、Microsoft Office 365 Exchange Online、Salesforce.comなど、ほかのスケジュールシステム・SFAシステムとのスケジュールデータの双方向の自動同期を実現した。スケジュールの二重登録の手間を無くすだけでなく、社内ではeValue Vの多彩なグループウェア機能の一つとしてスケジューラを使用し、社外では他社クラウドサービスでスケジュール参照・登録を行う、という使い分けが可能。社内の重要な情報を蓄積したeValue Vを外部に公開することなく、セキュアに外部からスケジュールを把握でき、グループウェア活用範囲を広げることができる。

 また、ドキュメント管理とワークフローの連携機能を搭載。議事録やクレーム対応報告等の承認文書のドキュメント管理上での一元管理や、ISO文書等の申請・承認・配布・受領フローの効率化を実現する。国税関係書類のスキャナ保存業務を支援するオプション、CAD図面の検索・閲覧から部品構成情報と関連付けた図面・仕様書等の管理が行える製造業向けのオプションなども一斉にリリースし、さまざまな業務・業種の効率的な情報共有を支援する。

 税別価格は、基準情報が10万円から、スケジューラモジュールが15万円から、コミュニケーションモジュールが15万円から、ドキュメント管理モジュールが25万円から、ワークフローモジュールが55万円から。

PIMSYNC連携イメージ